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宙のまにまに

漫画というのはやっかいなもので、買うのに何百円かするのに1時間もすると読み切ってしまう。その後は家の中でやたらと場所をとる。途方に暮れて子供の学校でやるチャリティバザーに出してしまったりする。それでも売れてくれるのは漫画だからか。活字の本ではそうそう売れてはくれない。

そんなわけで、今では、漫画はふくやまけいこ先生の漫画しか買わないことにしている。もっとも最近買ったのはもちろん『ひなぎく純真女学園』だ。

ひなぎく純真女学園 (1) (リュウコミックス)

ひなぎく純真女学園 (1) (リュウコミックス)

こんな自分だが、最近漫画とのつきあい方が変わった。近所のレンタルビデオ屋で漫画のレンタルが始まったから。

これはいい。買うより安いし、返してしまえば場所もとらない。

今まで気になっていても読めなかった漫画を片端から読んだ。アニメの原作本がほとんどだが、読むたびに色々発見があった。

そんな中から印象に残った本を挙げると、『ぼくらの』、『貞本エヴァ』、『よつばと!』、『さよなら絶望先生』、『鉄子の旅』など。

これら大物と比べると地味だが、キラリと光る漫画もあった。

柏原麻美:『宙のまにまに』。現在4巻まで貸し出し中。

文化部の漫画というのはあまり多くないが、とりわけ、天文部の漫画というのは初めて見た。文化部でラブコメというのが本書の主要なプロパティ。『究極超人あ〜る』とは違って真面目にラブコメしている。自分も高校時代は文化部にいたが(天文部にあらず)、男子校だったので部活に女がいる風景というのが思いつかない。その点でもちょっと新鮮に読めた。

この漫画は天文部の活動を割と正面からとり上げている。カバー下の表紙では季節ごとに星座の解説がある。一方で「神話萌え」の女子部員とかも出ていてさすが作者が若い女性だと感じる。彼女達にはオリオンがおっさんの狩人か若者かは大きい問題だ(私はおっさんだと思う)。

そういった本筋もさることながら、キャラクター。蒔田姫の可愛さは異常

見た目もいいし、「年増先輩!」と言い切ってしまう性格もかわいい。読んでない人には何がなにだか分からないだろうけれど。

彼女一人の存在が、この漫画をずっと読んでいこうというモチベーションになる。早く5巻を読みたい。

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(2) (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(2) (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(3) (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(3) (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(4) (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(4) (アフタヌーンKC)