「埼玉県環境科学国際センター」なる立派な施設が近所に存在することを長い間知らなかった。
どこか面白そうなところはないかと地図を眺めていて、
この施設の存在に気付いた。既にオープンして20年以上過ぎている。
研究施設であると同時に、展示室や研修室、生態園などがあり、一般の人が環境問題について一通り学ぶことができる施設となっている。
解放された敷地にも池や森があある。
生態園は時間制限があるものの入場無料。
広くはないがかなり深い感じがする森がある。
池と湿地もある。
こういった自然環境の中に建物がある。
展望室も無料で入れる。
展望室から。
二度目に行ったときにはカラスアゲハ(♀)がいた。もともとこのあたりの自然はそんなに荒廃していないので、これだけの敷地でもいろいろ貴重な生き物が生息するようになっている。
展示館は入館料300円(大人)。分かりやすい展示が多く、小学生ぐらいの子供を連れて行けば半日は遊べると思う。
環境問題は既に「逆張り」でレジ袋有料化だとかSGDsなどが叩かれるようになっているが(過激な環境団体のテロ行為は確かに許しがたい)、その多くが基本的な知識に欠けた状態で発信されている。子供向けの分かりやすい展示は、それに興味がなかった大人でも知識を容易に受け入れられる機会でもある。ここの展示にある内容ぐらいは理解したうえで、よそから来る情報を(肯定的であれ否定的であれ)そのまま受け取るのではなく、自分なりに考えて判断するようにしたいもの。