前に多摩動物公園で昆虫の温室に入った。
その光景が忘れられないでいたところ、「そう言えば群馬県にも温室が」と思い出した。
場所は群馬県桐生市にある。桐生市といってもみどり市を挟んだ飛び地。
埼玉からは122号で利根川を渡り、新しくできた道で354号に入り、太田市のバイパスから50号に移動すればびっくりするほど早く大間々に到着できる。
事前に調べてちゃんとした食事ができる場所はないと知っていたので、さくらもーるで昼食にした。
到着。冬の初めだが山は晩秋の装い。
昆虫の森は敷地全体がちょっとした山で、山の中を好きなように歩いて野生の昆虫を観察できる。
とはいえ、この時期に昆虫をまとまって見るというと温室。
中は本格的な昆虫の博物館。解説を読むだけでも昆虫のことをより深く知ることができる。この写真は昆虫の進化。中生代までに主要なグループが登場している。そして、中生代末に途絶えた系統がひとつもない!
恐竜が絶滅した白亜紀末の大量絶滅は、哺乳類や、アンモナイトなど他の多くの生き物にも大打撃を与えた。しかし、昆虫はまとまって絶滅したグループはなかった。陸上の主役はまさに昆虫。
ヘラクレスオオカブトムシ。
ハンミョウ。「道教え」の異名があり、近づくと逃げてしまいじっくり見られない昆虫。近くでじっくり見るとやはり模様がきれい。
と展示を見ていたら外に出てしまった。
それではと、他の建物に入ったらこんな素敵な図書館が。近くに棲んでたら絶対年間パス買って通い詰める。
そして入り口にまた戻ってこんどは温室。
またもメガネとカメラが曇った。じっくり曇りがとれるのを待って撮影。
熱帯の花も咲いている。
ブーゲンビリアかな。天気が曇りなのでちょっと華やかさが出なかった。
蝶はそんなに沢山はいない。
他の人に教えてもらってやっと見つけたナナフシ。
ズームレンズが案外大きく写せるので助かった。
群馬県は自然が豊かだから昆虫の森がある。そう最初は思ったけれど、よくよく考えてみると近代の群馬を支えたのは養蚕業。昆虫にお世話になったのだから、ぐんま昆虫の森で恩返しはもっともな話。
ナビで調べたら渋滞とかしてなかったので帰りに高津戸峡に寄った。
紅葉はさすがにもう時期が終わっていた。