Great Spangled Weblog

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旧古河庭園

旧古河庭園の紅葉が見ごろだというので12月2日に行ってきた。

10時ぐらいに上中里駅に着いて旧古河庭園へ。まだあんまり人がいない。

何年かぶりに中に入って洋館を撮影。アニメでもここをモデルにした洋館がいくつかある。

洋館の前からバラ園。この時期は階段からは撮影できない。これ以上混んだ場合の安全のため。

バラ。マクロレンズも持って行ったが標準ズームしか使わなかった。

池の方に行くとツワブキの花の時期だった。

庭園の池。風がなく水面に青空が映っている。

洋館の前の逆光の紅葉。この時期は太陽が低いので逆光で透過光の紅葉がきれい。

ちょうどリュウゼツランが咲いている。この花を咲かせるために植物が蓄えた糖分から作った酒がメスカルやテキーラ。この品種が酒に適するかは知らないが。

洋館の中も見学可能だったので初めて入った。公園の入場料とは別料金。カメラを持っていたので再三「撮影禁止です」と言われたが、デジカメが普及した現在カメラをぶら下げて歩くということはそういうことを言われ続けるのが宿命と考えよう。念のためキャップをして、構えることもせず、であればそれ以上は言われない。

バラの艶のある葉が太陽を反射すると玉ボケが得られると気づいた。

旧古河邸は古河財閥の屋敷だが、その収入源の一つが足尾銅山だったことを考えると、鉱毒事件が地元だった者としては考えさせられる。といっても足尾銅山は閉山になり、それでも鉱山は排水の処理を現在も続けて下流の汚染を防いでいるので、鉱毒事件は過去のことであり、現在はこれも歴史上の遺産の一つでしかない。

一般に組積造の建物は地震に弱いが、おそらく石材をたっぷり使ったためであろう、この洋館は関東大震災で崩れることはなかった。日本に定住し数々の建築を残したジョサイア・コンドル氏の偉業。

今また、日本に来て大和撫子を目指す英国人女子がいるが、彼女はスコットランド人ではと言われているのでイングランド人とはまた違うか。その名をエミリー・スチュアートという。