Great Spangled Weblog

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加須市騎西藤まつり

ゴールデンウイークは以前であればツツジの時期だが、最近は温暖化のためツツジの時期が前にシフトし、藤の花が見ごろな時期になった。藤といえばあしかがフラワーパークが有名で、「早川農園」と呼ばれていた頃からは想像もつかないほど多くの人が来るようになった。

あしかがフラワーパークの大藤は奇跡的な移植とされ、広い早川農園に移されたことで観光地として高いポテンシャルを持つに至っている。

そのあしかがフラワーパークのwikipdediaの記事を見ていてこれが気になった。

足利の大藤の移植は日本で初めての成功例とされているが、それについては既に前例があり、埼玉県加須市騎西にある玉敷公園の推定樹齢400年以上の大藤が、足利の大藤が移植される前である約80年前(1933年)に移植が行なわれていた[9][10]。但し足利のような移植についての詳細な記録は残されていない。

ja.wikipedia.org

これを知ってから、この時期の藤の花見は騎西町の玉敷公園に行くことにしている。

騎西町の玉敷神社に隣接する玉敷公園で、毎年藤まつりが開催されている。

駅からは遠くて、公園の駐車場は狭く、臨時駐車場が他の場所にあるのでそこから歩いた。写真は途中の道にある藤棚。

下から露出補正をドーンとかけて撮影。ブドウの味がしそうな藤が撮れた。

4月29日では時期がやや遅く、上の方の花が枯れかかっている。

こちらが樹齢400年を超える大藤。

池にかかる藤棚には白藤。

マクロレンズにつけかえて花を大きく。典型的なマメ科の花。

最近のカメラはホワイトバランスと露出を調整すればJPEG撮って出しでも映える写真が撮れる。

太陽で花がキラキラしている。

最近のレンズはボケもきれい。

隣の藤棚もかなり見事。

玉敷神社にも参拝し、釜屋酒造の日本酒をお土産に買って帰った(Amazonでは売ってないので下記アフィリエイトは違う酒です)。

今期見るアニメ(2024年4月期)

今年の4月~6月期は毎週これを見る予定。

今期放送分は10本。依然として本数抑制中だが、見ている作品は強烈なものばかりでアニメ文化の成熟を感じる。

過去作は久しぶりに『ID:INVADED』を見た。あおきえい監督は非凡な存在だ。前期の『悪役令嬢レベル99』も見始めた。また、『異世界薬局』も配信で見ている。

前期は鳥山明氏とTARAKOの訃報が相次ぎショックだった。特に同じ群馬県出身のTARAKOが亡くなるというのは堪えた。『うる星やつら』のどの辺に出ていたのかはあまり覚えていないが『ザブングル』のチルはよく覚えているし、主役とOPEDを担当した日本アニメーション版『不思議の国のアリス』は毎週楽しみに見ていた。もとはシンガーソングライターなのでCDも集めたし(1回だけど)ライブも行った。終演後サイン会があって『はみがき音頭』のシングルCDを買ってサインをいただいたき握手もしてもらった。

オリジナルの楽曲は率直に言って「体に悪い」(笑)。メジャーな楽曲なら婉曲表現にするところをグサっとくる表現にしたり、重すぎるモチーフを描いていたり。なぜ急逝したのかも気になってしまったが、壮絶な闘病をされていたと聞き、素朴にご冥福を祈った。

いくつかのアルバムはyoutubeなどのサブスクで配信されている。

music.youtube.com

「終わりのない悲しみなんてありはしない」という歌詞が胸にしみる。

以下は新番組の寸評。

『夜のクラゲは泳げない』

動画工房のオリジナル。主演は伊藤美来。ターゲットは10代女子だろうけれど、俺らが見ても共感できて楽しめる話になっている。クリエイターを目指していると特に刺さると思う。キングレコード版ぼっちざろっくになりそう(アニメは準備期間が要るのでぼっちざろっくのヒットに追随したわけではない。時代が誘発した同時多発的現象)。

響け!ユーフォニアム3』

復活した京アニユーフォニアムを完結させようとしている。映画の続きから見ないといけないので遅ればせながら見て追いついた。駄女神がアクシズ教の勧誘やってて笑った。

ブラック部活に片足を突っ込んでいる吹奏楽部で悩める部長という話。高い目標に対していろいろ出てくる難題にハラハラする。

『終末トレインどこへ行く?』

横手美智子脚本水島努監督という『コトブキ飛行隊』に似たノリの話。『ケムリクサ』も思い出した。電車について西武に相談したらタイアップ即OKだったそうで。おかげで稲荷山公園駅に当然のように自衛隊ネタがw

この素晴らしい世界に祝福を!3』

なんと3期が始まった。連休に映画の『紅伝説』を見てようやく追いついた。前期の『姫様拷問の時間です』ともども、ギャグに軸足を置いてシリアスに逃げないのがさすが。

ゆるキャン△SEASON3』

今期は人気作の3期が重なっているのだな。ゆるキャン△は監督もアニメスタジオも変わり、絵も結構違っているが、始まってみるとちゃんとゆるキャン△で面白い。

じょしらく

BS松竹で放送中。10年ほど前の作品だが今見てもヤバいネタばっかりだな。これも水島努監督で『ガールズ&パンツァー』の直前の作品。

アイドルマスターシャイニーカラーズ』

シャニマスはどういう内容だろうかとアニメで学習中。ソシャゲはミリオンライブだけに絞っているのでようやくどういう話か分かった。アニメ2期確定とのことで、ミリオンライブも2期が期待される。

はたらく細胞

話題作だったが今まで見なかった。女児も見るであろう作品だがわりと鮮血が飛ぶのがふしぎ。内容は中学高校ぐらいで覚える話で今更アニメで学ばなくてもと思わないでもないが、「高校の授業を100%覚えていたら東大に入れる」という話を聞いて、こういった初歩的な知識をエンタメにして啓発する作品の意義を改めて知るなど。

あなたが大好き

あなたが大好き

  • アーティスト:TARAKO
  • BMGビクター
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霞ヶ浦駐屯地創設71周年・関東補給処創立26周年記念行事

2024年4月28日開催。コロナ禍を挟んで5年ぶりに行ってきた。

glemaker.hatenablog.com

前回と違うのは一般駐車場がないこと。公共交通を使う場合は荒川沖駅から無料のシャトルバスを使わせていただく。前回と同じく9時頃駅に着くと建物3/4周ぐらい人が並んでいて明らかに人が多い。また、来賓の人のピークの時間に重なってしまい、来賓優先のためバスに乗るまで20分ぐらいかかった。

バスは陸自東部方面隊のロゴが入った観光バス2台と土浦ナンバーの無印のバス1台の計3台を繰り出していたらしい。多少待ったとしても乗ってしまえば快適な観光バス。ほどなく駐屯地に到着。駐屯地の方では逆に人が少なくてゆったり見ることができた。

10:30から式典開始。写真のトラックの積み荷はCH-47のエンジンのT55ターボシャフトエンジン(のケース)。

燃料補給車。

巨大なフォークリフト

www.youtube.com

90式戦車は動画で撮影。

そしてヘリコプターの航過。UH-2とUH-60JAとAH-1Sで「隼フォーメーション」。

装備品展示。電子戦装置IV型。

ブッシュマスター。

航空自衛隊PAC-3に付随する待機車1号とゆるキャラのC造。

16式機動戦闘車。

午後から行ける飛行場エリア。新型のUH-2ヘリコプターが地上展示。

操縦席はグラスコクピット

UH-60JA。去年4月の事故でしばらく飛行停止だったが能登半島地震から実任務の飛行が再開されている。

OH-1。ここにあるのは飛行学校の教材のせいかエンジンがまだ搭載されていない。

AH-1S。OH-1ともどもいつまで見られるか分からない機体。

AH-64Dアパッチロングボウ。戦闘ヘリコプターの今後は混沌としてきたため、将来どうなるか全くわからない。とりあえず13機の調達で打ち切られてしまった。

飛行場エリアから戻ってみると90式戦車など近くに誰もいなくて撮影を独り占めできた。

手前のコンクリート舗装に記された履帯の跡に注意。信地旋回でこの位置に来たようだ。戦車は左右の履帯の回転差で操縦するのでどうしてもこういう跡が残る。

この戦車は近くの土浦駐屯地から自走して来たので、履帯は舗装を傷めないゴム履帯になっている。カーブを曲がるには履帯をヨー回転で地面に擦らないといけないからどうしてもゴムはボロボロになる。逆に、50tの戦車が信地旋回とかしてもゴムが簡単には剥がれないことが驚き。また、どう見てもゴムは消耗品なのでまめに交換するのだろうと思う。

以前は飛行場エリアで飛行展示が見られたが、今年は飛行展示はなく、CH-47による体験地上滑走もなかった。事前応募はあったらしいが少し前の海自の事故の影響で中止になったようだ。なので、ゆっくり展示を見て帰ることにした。あと買い物と食事もした。

買い物といえば、この日は朝から快晴だったので、ついに帽子を買った。横田基地で買った野球帽タイプの帽子(キャップ)を被っていったが、もっと日光をよく遮る帽子の必要性を実感し、航空自衛隊仕様の防暑帽を購入した。一般的にはブーニーハットという帽子。被ってみて側面から首の後ろまで陰になったのでだいぶ快適になった。また、カメラのホットシューに動画用のマイクを載せていたので、キャップの場合カメラを構えた時にマイクと庇が干渉する問題があったが、ブーニーハットの柔らかい庇はそれも問題なかった。地球温暖化のため帽子も真剣に考えないといけない時代になった。

帰りのバスは並ぶこともなく、輸送力に余裕があって快適に荒川沖まで送っていただいた。ありがとうございます。

多摩動物公園再訪

2017年に多摩動物公園に行った。

glemaker.hatenablog.com

その後また行きたいと考えているうちにコロナの流行などいろいろあり、先日5年ぶりに行くことができた。

今回は大宮からむさしの号で立川まで一本で行き、モノレールで南下して行った。久しぶりのゲート。

前回とは逆方向に回り、モウコノウマを真っ先に見に行った。

動物の慰霊碑に手を合わせた。

レッサーパンダが寝ていた。

オランウータン(♀)。ロープの上を渡っていい時間だったが空中にはいなかった。

新しく来たタスマニアデビル

コアラ。

チンパンジー舎。多摩動物公園はどこも望遠レンズを持って熱心に撮っている人がいた。動物の居場所を教えてもらったり、場所を譲り合って撮影したりした。

間近に見ることもできた。

キリン。食事の時間で集まっていた。

ライオンバスのチケットを買って、指定の時間まで昆虫館を見学。

ここに合わせてマクロレンズを持参。撮影条件はかなりよかった。

そうはいっても短時間ではよくてこれぐらいの写真となる。

撮影はほどほどにして、花と頭上をヒラヒラ舞うチョウをしばらく眺めた。

ハキリアリの展示はまたやっていた。女王が死んだと聞いたので次の代。ヒカリムシは週末は公開しないとのこと。他にヘイケボタルの常設展示がある。

ニホンザル

アジアゾウ。大型哺乳類の飼育場はいずれも拡大されていた。

インドサイ。前回見るのを忘れいてたのでようやく見られた。

ライオンバス。待ち時間にこれから見るエリアを撮影。

前回来たときは工事中だったが、今回ついにライオンバスに乗れた。本当に間近にライオンが見られる。

「ホントにホントにホントにホントにライオンだー♪」と頭の中で歌いつつ、近すぎちゃってどうしよう。

富士サファリパークじゃなく多摩動物公園なんですが。

バスは左右どちらの窓からもライオンを間近に見られるように走ってもらえた。

何頭もいて目立つのはやはりメスで、オスはダラダラしながら見守っている。

帰り際にちらりとアフリカゾウを撮影。

サファリ橋を渡り(へしがないよ!)。

チーター。

そしてサーバル。やはり直接見ると美しいネコだ。

あとは帰るだけ、と歩いていると唐突にマムシグサの花。

動物ばかりに目が行ってしまうが、こういった公園は多摩丘陵の森が多く残されていて、植物もいろいろと見られる。

もう予約なしで入場できるので、こんどはもっと頻繁に来たいと思う。

元荒川の源流

前にムサシトミヨの自生地に行ってから早くも2年が過ぎた。

glemaker.hatenablog.com

天気のいい日だったので今度はゆっくり歩いてみようと思い熊谷市に行ってみた。

水源から600mほど下流。畑の奥、木の根元のところを元荒川が流れている。

上流を目指す。この辺りは通りに沿って元荒川が流れている。川は一面にヨシが生えていて、岸には菜の花。桜もまだ咲いている。

源流から400m、ムサシトミヨの保護が特に重点的に行われている領域に到着。透き通る小川に水草がゆらいでいる。

www.youtube.com

こういう場所に来ると映画『惑星ソラリス』冒頭を真似て右にカメラをパンして動画を録りたくなる。

www.youtube.com

オリジナルと比べるとだいぶ違ったw

川の左岸の防草シートの道を上流へと歩く。

川の保護を求める看板の下にクサノオウの花。

コイやアメリカザリガニを駆除して水草を増やし、ムサシトミヨを保護している。といっても水面からムサシトミヨがいるかどうかは分からない。

水草は他の川より多いが、びっしりと生えるというわけにはいかない。写真はコカナダモのようだ。外来種だがこの場合はムサシトミヨの保護が優先なのでやむなし。

上流に歩いていくと養殖場に流れが分岐している。この清浄な水は養殖魚の品質にもかかわるから、川の保護は経済的な理由もある。むしろそれが好ましい。SDGsは持続可能な開発を産業化して経済的に無理なく進めることを求めている。

まだ花が咲いていないがオランダガラシだと思う。いわゆるクレソンで、食べられるがここにあるのは摘んではいけない。

栽培種のカラーが咲いている。地元の人に大事にされている川だと分かる。

この水草はあまり見ない。種もまだ分からない。多分こういうきれいな川でないと育たないやつ。

キショウブも咲いている。

ムサシトミヨ保護センターのすぐ下流セキショウモがびっしり生えていて美しい景色。

木の枠で親水エリアを設けてある。枠の向こうにあるのがムサシトミヨ保護センター。左の空き地は2年前はただの空き地だったが、今はコインパーキングになっている。次に来たときはここに車を置いてもっとゆっくり歩こうと思った。

また来たいと思うのは、この日はここまでで引き返してしまい、ムサシトミヨ保護センターにある井戸まで到達できなかったため。保護センターもいつか見学したいが、それだけでなくこの流れの本当の源流を見てみたい。

天気がよくてこのまま帰るのはもったいないので、この後さきたま古墳群に行った。写真は丸墓山古墳。桜がまだ見頃で人がたくさん来ていた。

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頼母子薬師堂の枝垂桜

日が前後するが4月7日に群馬県板倉町の頼母子薬師堂にある枝垂桜を見てきた。

場所は渡良瀬遊水地の西側にある南北に伸びた微高地で、海老瀬と呼ばれる地域。

まずはわたらせ自然館を見学。以前からある大谷石の倉庫を改造した資料館。組積造の建物は地震に弱いのでいつでも脱出できる心構えで中を見学。といっても東日本大震災には十分耐えているのでよほどのことがなければ大丈夫だと思う。

頼母子薬師堂に到着。枝垂桜が見事に咲いている。なお、「頼母子」は「たのもし」と読む。

幹のたもとには風情ある石碑。

奥の建物が頼母子薬師堂。

地面近くまで花が咲いた枝が垂れる。

町の天然記念物のカヤの木。

このあたりでは一番高い土地なので、上水道の貯水槽がある。

見事な枝垂桜に感嘆していたら、地元の人が以前ほど勢いがないと言っていて、どうも大きい枝を2本ほど切られてしまったようだ。

こんな名所があるのを今年まで気付かなかったとは不覚。

続いて離山公園に行った。ここは隠れた桜の名所……と思って行ってみると、古い桜の木がほぼ切られてしまっていた。おそらくソメイヨシノが老化して切らざるを得なくなったのだろう。

2018年の様子。満開の休日で晴天でもこれだけ人が少ない。

桜の下に戦没者慰霊碑。

レンズをより高性能の35mm単焦点に変えて撮影。

公園としての整備は進んでいて、離山貝塚も案内板などがある。

縄文時代はこの付近まで海が来ていたので、ここは群馬県唯一の貝塚ができている。

だいぶ切られたとはいえ古い桜も残っている。桜の名所として復活するには新しく植えた桜が育つまでしばらく待つ必要がある。

海老瀬はこの付近では珍しく地形の起伏が激しい。交通機関としては、東武板倉東洋大前駅から歩いて回れる。

オートモービルカウンシル2024

2021年に行ったオートモービル・カウンシル。毎年やっていることに気付いて、今年3年ぶりに行ってきた。

automobile-council.com

前回は新型コロナの流行でイベントがあれもこれも中止になる中の開催だったので人が少なかった。今年は続々イベントが再開される中での実施。土曜日の午前中だと人出はこんな感じだった。

自動車関係では以前は東京モーターショーが最大規模のイベントだったが、ああいった大量生産・大量消費を前提にした高度経済成長モデルのイベントは今の時代合わないのかな、と思った。こちらのイベントは基本的にはビンテージカーの展示・販売とクルマ好きが集まってアートの展示や飲食の販売を行うイベント。今まで培った自動車文化からよいものを残していこうという試みだと思う。

従前のクラシックカーイベントと違うのは、こういう80年代の日本車なんかもスーパーカーとか他の外車と同列に展示しているところ。写真はマーチスーパーターボ。埃をかぶったままというのが何かストーリーを秘めていそうでよい。

デ・トマソ・パンテーラGT4

6台だけ作られたパンテーラのレース用ホモロゲーションモデル。

シンプルなエンジンルームもいかにもレース向け。エンジンは座席の方にぐっと突っ込んで配置してあり、その後ろのデフとドライブシャフト、そしてその後ろにトランスミッションが出っ張っている。エンジンを重心位置に置く走り重視のレイアウト。

VWゴルフ50周年の展示。初代ゴルフは今見るとBセグメントコンパクトカーのサイズ。

ボディの前後が絞り込まれてぐっと丸くなった2台目のGTI。

その後大きく、重くなっていくが、デザインはやはり国産車とは一味違い存在感がある。個人的に好きなのはこのCピラー。前後の分割線が>>と平行に蛇行しているのがおもしろい。こんなパネルの面に目線を持っていくデザインはほかにはそうそうない。

オースチン・ヒーレー・スプライト。

アルピーヌ・A110。ミサトさんのクルマでよく知られる。

リアには直4のエンジンが収まっている。トラクションがいいのでモンテカルロラリーをブイブイ言わせていた。

アルファロメオ・ジュリア。

フェラーリ365GT4BB。レアな英国向け右ハンドル車。

S30ZやGC10に混じってR31スカイラインGTS-R。

フィアット500。リアにエンジンが縦置きなのを確認した。

フェラーリテスタロッサ

ギャランVR-4のラリー車。

バブル期に三菱は突然インパクトのあるデザインのクルマを次々売り出した。VR-4はラリーで勝つためのクルマで、後により小さいランサーがWRCで活躍する。

ランチア・デルタHFインテグラーレ。ベースのデルタが5ドアハッチバックの大衆車なのにやたらとかっこよく、HFインテグラーレはさらにかっこよくなっている。

アイルトン・セナの追悼コーナー。写真はマクラーレンMP4/6。

セナのヘルメット。

先日亡くなったガンディーニの追悼コーナー。エスパーダ、ミウラ、カウンタックストラトス、ディノ308の5台が展示されて注目を集めていた。

写真はミウラ。4LのV12エンジンをミッドマウントしたエキゾチックカー。市販車で大排気量のエンジンをミッドシップにしたクルマはこれが初で、スーパーカーの時代がここから始まったと言っていい。

ガンディーニの代表作、カウンタック。日本のスーパーカーブームはこのクルマなしには語れない。

割り切った後方視界。4LのV12エンジンを縦置きにして、ミウラより前方に配置。エンジンから前にトランスミッションを出して、プロペラシャフトで動力を後輪に伝える独特のレイアウト。ホイールベースを過度に長くしないためドライバーは極端に前に位置し、ドアヒンジが置けないため独自のシザースドアになった。なお、このレイアウトのおかげで最後尾にそこそこ使えるトランクがある。

ランチアストラトス。ラリー車として極端に短いホイールベースに仕上げたクルマ。実際に活躍した。

5台のクルマを横から。

隣は日産のブース。ヘリテージカーとしてP10プリメーラ、S13シルビア、フィガロ。新車として現行のE13ノートが展示されていた。

S13シルビア。プリメーラともどもバブル期の日産の優れたデザインのクルマ。

マツダのブースにはRX500が展示されていた。

2ローターのヴァンケルエンジンはミッドマウント。コンパクトなのでレイアウト上の無理は全くない。

貴重な右ハンドルのフェラーリ365GT4BBがもう一台。180°V12のエンジンをミッドマウントしているが、最後のシリンダーは後車軸より後ろにある。エンジンブロックは位置が高く、その下にトランスミッションが置いてあってリアオーバーハングには飛び出していない。重心がだいぶ後ろに行くしエンジンの重心も高く、その上リアサスのレイアウトも苦しいが、フェラーリのブランドと流麗なデザインで許されてしまうクルマ。どのみちこういうクルマはワインディングをストックに攻めるクルマではない。

アメ車コーナー。写真はシボレー・コルベットの2台目。リアウィンドウが左右分割だったり際立って個性的なデザイン。レトロフューチャーっぽくかっこいい。

昭和の小学生を虜にしたスーパーカーは、改めてふり返ると技術的にいろいろと興味深い。しかし、本や動画であれこれ語っても細かいところまでなかなか分からない。実写を見る機会はとても貴重。たとえ所有して乗り回すことができなくても、間直に隅々まで見ることができれば得るものは大きい。

なので、来年以降も可能な限りまた来たい。