決戦機疾風 航空技術の戦い―知られざる最高傑作機メカ物語 (光人社NF文庫)
- 作者: 碇義朗
- 出版社/メーカー: 光人社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 文庫
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碇義郎氏による大東亜決戦機「疾風」のドキュメント。
本書は「疾風」そのものもさることながら、前半にはキ44「鍾馗」について、中盤にはハ45(海軍名「誉」)エンジンについて詳しく書いてある。「鍾馗」のところでは、ッサーシュミット社のテストパイロット、シュテアー氏がこれに試乗して述べた言葉が紹介されている(P.66)。
「日本のパイロットが全部、これを乗りこなすことができたら、日本空軍は世界一になるだろう」
「飛行機工場の花」では、中島飛行機の工場に動員された女子挺身隊について少し詳しく出ている。もちろん(wikipedia);
韓国では慰安婦と混合されることがあるが両者は全くの別物で関係ない。
ということははっきり分かる。
終戦時、夫婦で自決してしまった中野技師の話、「二羽の折り鶴」は何度読んでもぐっとくる。