- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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イグアナと暮らすコミックエッセイ。
帯に『ツレがうつになりまして。』(ISBN:4344011430)の「第2弾」とある。続編というより、『ツレが〜』を時間として前後に(特に前に)広げて掘り下げた内容。
うつ病を扱った本として読んでみたかったのと、爬虫類がそこそこ好き(見るのはかなり好き、飼うのはクサガメの♂1匹)なので買ってみた。
買って帰ってさあ読もう、と思ったら子供に見つかった。『ツレが〜』と同じ作者と知るや、真っ先に子供が読み始めて返してくれない。ときどきゲラゲラ笑いながら一気に読んでいた。子供はすっかり作者のファンになってしまったようだ。
子供の次に手に取って読んでみると、作者の身の回りのいろいろな出来事が語られていて読み応えがあった。うつ病だけでなく、様々な難題を乗り越えてきたこと。また、家族として一緒に暮らしているイグアナの存在感もよく伝わってくる。数年の間に作者が漫画家として成長してゆく姿も描かれているように思う。前作に続いて、読んでいて元気づけられる本だった。