第2話「私にできること」
２話は面白かった。これならこの先もGONZOは大丈夫か。
異常な設定で真面目に熱い話をやるというのはいいと思う。
下半身がパンツとかスク水の美少女が飛び交う話で、真面目に兵隊さんが怪我したり死んだりしている（多分死人は出ていよう）というのがすごい。そこまで踏み込んでこそ、ミリタリーと萌えを組み合わせて遊ぶ甲斐があるというものだろう。
なお、96艦戦が本格的に登場したアニメというのはこれが世界初かと思う。あの当時の戦闘機が無線電話積んでるのはちょっと違和感があるが。
それを言ったら今回のインカムだって相当のオーパーツだが、そうするとストライカーユニットはどうなのか、というところまで行ってしまう。メカ少女を謎のオーバーテクノロジーで説明しなければならないというのがこの手の話のつらいところか。SF的なことはぐだぐだ考えずに楽しめる話とはどういうアプローチで作ったものか。
今ふりかえると『スカイガールズ』はお利口すぎたかもしれない。SFとしては詰めの甘さが気になった。比べると『ストライクウィッチーズ』はバカでいい。
アニメで、日本とかイギリスとかドイツとか、実在の国を出して無事に遊べる作品はどうやったら作れるだろう。メカ少女ものの３度目の挑戦がもしあるのなら、ぜひその方向で。せっかく96艦戦が出たのに日の丸がついてないのはもったいない。
