パナソニックのBDレコーダーは「お部屋ジャンプLink」の設定でDLNAサーバーとして設定できる。また、DLNAクライアントにもなれる。まあクライアントのほうはおいておいて、DLNAサーバーとしてのノウハウ、それからPCのほうで録画番組を見る方のノウハウが蓄積できてきたのでここに記録しておく。
無線LANをBDレコーダー、PCともに倍速設定しておくと、録画してあるHD動画を品質劣化なくPCから視聴できることが分かった。
しかし、我が家の環境ではこれは再生が不安定で、頻繁に動画が止まったり、エラーで配信が停止されたりしてしまう。30分の番組を見るのに1時間かかるとかちょっとした地獄だ。
BDレコーダーもPCも有線でルーターにつなぐという手もないではないが、一人暮らしでもなくそれは無理。
BDレコーダーの方で回線品質に応じて動画をレート変換する機能があるので、常に「入」に設定した。それから、無線LANの倍速設定をやめた。BDレコーダーが認識する「回線品質」とは、このレコーダー〜ルーター間のことらしく、倍速設定をやめてこの設定にしたところ、画質がネット配信の動画並に落ちるとともに、レコーダーからの動画の送信が安定するようになった。
しかし受信する方のPCの通信も不安定なようで、まだ度々再生が停止する。こちらも思い切って倍速設定を外してみた。
結果、わりと安定して番組を視聴することができた。これでも時々止まるのがもどかしいが。ネット配信の動画の方がずっと安定して視聴できるのは理不尽。
あとはPC側のいくつかの問題とその解決。
DLNAクライアントのDiXiM Gigital TVが、最近突然、すべての動画の再生ができなくなった。サーバーの状態やセキュリティの設定を見直せと言うが、どうやってもダメ。ネットで調べたところ、再インストールが有効というのでやってみた。
これで治った。アイ・オー・データからバージョンアップの差分が配信されているのでそれも適用した。
RADEONのビデオカードで視聴すると、画面が緑になる障害が前にあったが、再インストールでハードウェアアクセラレータを使用する設定に戻ってしまったのに、その障害が出なくなった。クライアントがバグフィックスしたというのが一番考えられる答え。
一方、ビデオカードの方も最新のドライバ、12.4にしてあるので、それの効果の可能性もある。厳密にどちらによるのかは調べている暇はない。
BDレコーダーがレート変換して、無線LANが倍速設定でなくても問題なく見られるように動画を配信してくれるようになったのは助かる。近く手元のSony Tablet SがAndroid 4.0にバージョンアップし、DLNAサーバー上の著作権保護された動画も見られるようになるので、その時に、BDレコーダーの動画をまともに見られる可能性が高まった。