つくばマイクロツーリズムの2件目は、つくば駅からも見えるロケットの場所、つくばエキスポセンターに行った。
『恋する小惑星』4話にもちょっとだけ出るロケットと、つくばエキスポセンター。
だいぶ前に来たときは駐車場が無料だったけど、つくばエクスプレスが開業したので、目的外駐車を避けるため土日祝日は500円(乗用車)の駐車料金をとられるようになった。それでもほぼ満車だったが、時間にもよるが、多分隣のコインパーキングに置いた方が安い。
前は子供がまだ小学生だった頃だったので、今回中身ががらっと変わっていて驚いた。写真はDNA解析装置やIPS細胞の展示。
丸山シルヴィアのサポートメカ、なーちゃんことしんかい6500。
地球深部探査船ちきゅう。
宇宙服。
トカマク型核融合炉。
スーパーコンピューター京のシステムボード。富士通が開発したSPARC VIIIfxプロセッサを8基搭載。CPUはそれぞれに冷却パイプが通され水冷。それよりメモリが普通のDIMMというのが驚く。
京のラックのパネル。
2009年の民主党の事業仕分けで危うく予算を削られそうになった京。その後完成して世界一も達成する。
リンク先に例の「2位じゃダメなんですか?」の議事録が貼ってある。これに対し、1位をとることを目指していた説明官がまともに回答できず、予算が認められないという憂き目にあう。
「民主党こそ、野党第一党(国会の議席数は2位)じゃダメなんですか?」
と言い返してやればよかったのだが。
政府(民主党)の言い分は、予算を無駄にかけて1位を目指さなくても、限られた予算なりの性能で十分役に立つのではないか、ということ。それで不足すればアメリカなど「1位」のスパコンを借りればいいと。
自衛隊の装備も含め、なぜ国産にこだわるのか、とも言ってる。こんな政党が日本の政権を握っていたのかと思うとマジかなわない。利害が対立したときに気前よくスパコン貸してくれる国があるか。国の独立性を理解せず、経済原則だけで何でもできると思い込んでいる。その後大災害があって経済原則も安全安心あってこそ、とみんな知るわけだが。
以上が2階の展示で、前に来た時と何もかも変わってしまっていた。以前はもっと「退屈な」展示で、子供が楽しそうに見学したり遊んだりできる空間ではなかった。
しかし、2階ロビーのパラボラ面の展示は、写真の階段のすぐ上でカバーをかけられて残っている。多分コロナ対策で封鎖中なのだろう。これは一方のパラボラ面の焦点で声を出すと、反対のパラボラ面の焦点で話が聞こえる、という遠距離会話装置。
1階もいろいろ展示があって、より体験型の「遊べる」フロアになっている。写真は経産省のロボットHRP-I。
速そうな8輪電気自動車。
以前あった核燃料サイクルなどの展示がなくて、原発事故以降だから原子力関係の展示は核融合ぐらいかと思っていたが、1階に来たらそんなことはなかった。
発電所アドベンチャー。「アドベンチャー号に乗って原子力発電所の中を探検してみましょう」。
放射線ってなに? 放射線の種類や透過力の違いを子供達に分かりやすく解説。
放射線を知ろう。日常に存在する放射線、半減期とは、といった項目を解説。大人たちは原発事故を機会にこういった知識を身に着けているが、それを知らない子供達にも、放射線を正しく怖がるためにこういった解説は必要。
エキスポセンターの裏庭も遊べるスペース。ロケットの打ち上げ後に回収したフェアリングも展示。
そしてH-IIロケットの実物大模型。駅からロケットが見えるというのはつくばらしい風景だと思う。
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