昭和の日は例年は下志津駐屯地の記念行事だが、今年は震災の影響で中止。では日本と休日が違う米軍基地に行こう、というので厚木基地に行ってきた。ちょうどジョージ・ワシントンのF/A-18も厚木基地に戻ってきている。
厚木基地はD200を買ったばかりの頃に行って以来5年ぶり。
http://gallery.nikon-image.com/175656369/albums/1623761/
あのときの撮影ポイントは手前に産業廃棄物処分場ができてしまい立ち入り禁止。代わりに新しく公園ができていて、午後順光で草の上でごろごろして飛行機を待てる上にトイレまであるという素晴らしい場所だった。結局そこにずっといた。
予定では、昼頃着いてF/A-18が着陸するのを何機か見たら帰ろう、という考えだったが、基地の飛行機撮影というのはなかなか思い通りにはいかない。今回天気はすばらしく、撮影には恵まれた条件だったが、F/A-18の撮影だけは振るわなかった。それでも3分到着が遅れていたらもっと悲惨なことになっていたところだが。
カメラは5年前と同じD200。レンズは15年が経過したトキナー300mmF4。300mmでは戦闘機でさえ画角からはみ出すのは分かっていたが、VR70-300mmは震災の時落下して調子が悪いので今回はもっていかなかった。いずれ修理に出さないと。
エアバンドレシーバーも10年目のMVT-7300だが、ミニアンテナしかもって行かなかったのはちょっと失敗。VHF〜UHF用の長めのアンテナがあるので次はそれを使いたい。ミニアンテナでは10kmあたりより遠い飛行機の交信が聞き取れないっぽい。航空祭なら目の前でデモフライトする飛行機の交信が聞ければそれでいいが、普段の基地だとより遠くからアプローチしてくる機の交信が聞けないとやや不便。
以下昨日の写真。
相模大塚を降りて東名高速を渡ったところでF/A-18E×2機が帰還。ブレイクして旋回してくる間にカメラを用意してギリギリで撮影したのがこれ。
VFA-115イーグルスのCAG機。背中に海軍航空100年の記念マーキング。
VFA-115の#305。
この後しばらく飛行場は静かだったが、昼休みが終わったぐらいの時間からまた動きが出始めた。
US-2が離陸。救難任務に就いて洋上迷彩に塗り替えられた2号機。濃色に塗ってあると二式大艇の血筋をより強く感じる。
セスナ・サイテーションの軍用型UC-35。
待望のF/A-18が離陸を始めた。訓練なら2〜3時間後には戻ってくるはずなのでそれまで待とうと決めた。
海軍のC-130T。
午後離陸してタッチ&ゴーを繰り返していたE-2C。
航空自衛隊のE-2Cもこういう大改造をする時期に来てるように思うが予定はどうなっているのだろう。いっそMRJあたりを改造して後継機に当てるのもよさそう。早期警戒機の電子機器やソフトウェアを国産で開発するのはかなり大変かもしれないが。
P-3Cがもう1機。この日の午後は3機のP-3Cが帰ってきた。
なんとXP-1が着陸してきた。
休日に飛ぶとは予想していなかったので驚いた。いつか見たいと思っていたのがついに見られた。
震災で飛行試験の予定が遅れたので休日返上でやっているのかもしれない。
APUの排気口の後ろに紐が貼ってある。この辺の空気の流れを調べていたっぽい。
午後はEA-6Bも離陸し、タッチ&ゴーをやっていた。
基地上空で急旋回。電子戦機ながらけっこう迫力のある機動ができる。
ボーイング707の系列機も現役が多いからそれほど不思議でもないかも。
UC-12。
C-9。
結局F/A-18は帰ってこなかった。他の基地に移動して行ったらしい。これ以上だと帰宅が遅くなりすぎるので17時に切り上げて帰ることにした。
戦闘機の撮影はいまひとつだったが、XP-1他色々飛行機が撮れたのはよかった。