Great Spangled Weblog

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PCのハードウェア更新

前のエントリーで新ケースに組み込んだ旧PCが動かなかった話をしたが、CUPの電源ケーブルのつなぎ忘れが原因と分からず、CPUとマザーボードを購入してしまった。買ったからには、新しいケースには新しいCPUとマザーボードを入れるしかない。

こうして新たなPCが組みあがった。

新しいPCケースはAntec P7 Silentで、上面に5インチベイとスイッチとUSBがあるシンプルなデザイン。

もちろんBDドライブは旧PCから移植。もう12年使っている。

全体はこう。場所があればミニタワーのPCは拡張性や維持管理性に優れ便利。

中身の構成はこう。

CPU:intel Core i7-12700, 12コア20スレッド、2.1GHz(ターボブースト4.9GHz)
モリー:CFD W4U2400PS-8GC17, DDR4 PC2400 8GB×2=16GB
M/B:ASUS TUF GAMING H670-PRO WIFI D4
SSD:CORSAIR MP600, M.2 NVMe, 1TB
CPUクーラー:サイズの虎徹 Mark II
ビデオカードASUS PH-GTX1660TI-O6G
電源:オウルテックFOCUS-GX-750S
ケース:Antec P7 Silent

4年前PCを組んだ時はそれまでのPhenom IIのPCに対し性能で2倍弱といったところだが、メモリーを16GBにして(組んだ時はDIMMが1枚不良だったので8GBでしばらく運用した)、SSDをM.2 NVMeにし、ビデオカードをGTX-1660Tiにし、さらにCPUをi5 7600Kからi7 12700にしたところ、倍どころではない性能になった。というかCPUならi5 7600Kから3倍近くパワーアップしている。

これだけの性能差があると、「まあ予定より更新が1年早まっただけだし、これはこれでアリ」と前向きな気持ちになる。

もちろんPCにこれだけつぎ込む理由はただ一つ、MSFS2020をVRで快適に飛ぶ、これ。ビデオカードが1660Tiと並であるにもかかわらず、視界のカクつきが低減され、ロード時間も短縮されてかなり快適になった。

性能についてはまた後ほど。

またもASUS縛りで組んだPC。

ケース内は割とすっきりしている。ビデオカードは好きなやつを入れられる。マイニングで高騰しているのが安くなったらもっといいものに変える予定。

背面。USBの端子はあと2個しか残ってない。バックパネルはマザーボードをケースに組み込むとき面倒なことが多いが、TUF GAMINGはバックパネル一体型で楽に組み込めた。

電源。手前の端子が入ってなくてえらいことになった。

6TBのHDDは前のPCから使いまわし。ケーブルも10年以上使ってる。今回ネジを使わずに組み込めるようになった。一方、HDDの振動がケースに若干伝わる(前のケースはHDDをソフトマウントしていた)。

CPUとマザーボードを交換したらWindowsは再インストールするものだと思っていたのだが、ドライブをMBRからGPTに変換し、UEFIの設定でIRSTをオンにしていたのをデフォルトのオフに戻したところ、「修復しています」みたいなメッセージは出たものの、そのままPCが起動した。

それから、マザーボード付属のDVDからドライバー類をインストールしたり、古いCPU用のIRSTドライバーを削除したりして、安定動作するようになった。これぐらいの変更なら再インストールは必要ないとは。

むしろ、再インストールに当たってドライブが認識されないのでいろいろ焦った。まあその辺はおいおい語っていこうかと思う。

PCのケース乗り換えに失敗した話

2012年の2月にPCのケースを入れ替えて10年が経過した。

glemaker.hatenablog.com

品質が高く、静かでいいケースだったが、長く使っている間にいろいろ不具合が出ていた。一番困ったのはフロントパネルのUSBで、USB機器を刺している状態でフロントパネルを開けるだとか、上下を間違って差し込むだとかで接触不良を起こしやすくなっていた。あと、プラスチック部品の品質が悪く、フロントパネルのヒンジやらリセットボタンやらがボロボロになっていた。

そこで満10年ということでケースを購入した。Antec P7 Silent。それから750Wの電源も購入した。

ケースの交換は楽勝だろうと、夜に帰宅して作業にとりかかった。

ここで、刑事コロンボのように誰が何をしたか、を最初に書いておく。ケースが届いたときに電源も組み込んで、あとはM/Bを丸ごと入れ替えれば、と思い10周年を待った。10年ぴったり経過して作業を初めて、電源をケースに入れてしまうと電源ケーブルを取り付けられないことに気付き、ケースから外してケーブルを接続した。

このとき、24ピンのケーブルとCPUの8ピンケーブルがソケットを共有していると勘違いしてしまった。袋から出したケーブルが絡み合っていていたためだ。このため、24ピンケーブルは電源に接続したが、CPUの電源ケーブルは接続していなかった

そしてケースを入れ替えてPCを起動。

 

起動しないw

 

使い慣れたPCは自分の分身みたいなものだから、起動しなくなると自分が半分消えてなくなったような気がする。各部をチェックしてやってみてまた起動しない。

「これは静電気でCPUが死んだか」と早合点してしまった。

PCの起動は次の4つの要素が直列になっていて、全てOKでなければ起動しない。

 

[電源]×[マザーボード]×[CPU]×[メモリ]

 

24ピンのケーブルが繋がっていればマザーボードの通電LEDは点灯するし、スイッチも入り、ファンも回る。ただ、CPUだけが死んだように冷たいw

電源ケーブルは電源に接続されていると思い込んでいたので、閉めたパネルを開けて電源を確認するというこをためらってしまった。どんなときもミスは「正しい」という思い込みによって起きるw

36時間ぐらい、動かないPCを置いたまま、眠れぬ夜を過ごし、抜け殻のようになって在宅勤務をこなし、静電気防止グッヅを買いに走った。

なまじ、静電気でPCを壊したことがあったのがよくなかった。その時どうしたかといえば、新しいマザーボードとCPUを買ってきてPCを組み直した。

 

これがPC自作の原則の道を踏み外すことになる。

 

PC自作は未知の課題との衝突の連続。しかし、自作を成功させれば、課題解決のノウハウが身につく。人生で大事なことは全てPC次作で学んだ、は言い過ぎだが、命の危機とかを経験せずに手軽に経験できる試練ではある。

 

鉄則1:変更をするときは1つずつ

 

ケースと電源を同時に買ったのが道を踏み外す第一歩。過去はケースしか買わなかった。このため、動かないのがCPUと電源のどちらに原因があるのかが分からなくなった。一応「CPUの電源が怪しい」とは思ったが、「しかし、CPUの電源は24ピンケーブルの分岐だから正しく接続されているはずだ」と間違った判断をしてしまった。

 

鉄則2:「新しいパーツを買えば解決する」というアイデアはたいてい失敗する

 

しかし、この甘い誘惑に勝つのは難しい。なにしろ組んでから4年が経過している。WIndows 11に対応していない。MSFS2020をVRで飛ぶと視界がカクつく。「CPUとマザーボードを買うと言っても、予定が1年ぐらい早まるだけじゃないか」と思ってしまう。

そんなわけで、36時間の休止期間を経て、ChromebookでPCのパーツを選定し、注文をしてしまった。

ケースの右側のパネルを開けて電源を確認するコストより、CPUとマザーボードを更新するコストの方が安いと思ってしまったわけだ。このような心理的なコストの不釣り合いが生じた理由は、多分、今のPCで動くようにしても原状復帰に過ぎないが、パーツを買って来れば一気に高性能になる、という費用対効果の効果側の魅力のせいだと思う。

そしてパーツを入手(詳細はまた後日)。新しいケースから旧PCのパーツを外して、新PCのパーツを組み付け。さて電源ON!

 

動かないwwwwwwww

 

静電気とかの影響は考えられない。静電気対策はちゃんとしていたので。

 

鉄則3:新しいパーツがうまくいかなかったら古いパーツに戻す

 

CPUが正常な可能性が高まれば、おかしいのは電源では、となる。

ちょっと細かい経緯は省略するが、新しいケースに組み込んで、また外して外に出していた旧PCに、旧電源を一通り繋げ、オンボードの端子にディスプレイポートのケーブルをつなぎ、電源のピンを金属でショートさせたら、あら不思議、モニターにBIOSの設定画面が。

 

 

[電源]×[マザーボード]×[CPU]×[メモリ]

 

この要素で電源がダメで確定した。

とことで、旧ケースに旧PCを組み付け直した。HDDは新ケースに入れていたので、これを出そうと右のパネルを開けてシャドーベイを見るついでに電源を見ると;

 

「この端子何?」

 

ソケットに接続されていない端子が1つ。引っ張るとCPU電源のケーブルではないか!

 

問*題*解*決*!

 

とにかく、HDDも旧ケースに戻して、光ドライブだけは新ケースに残したままで、古いPCを組み直して、元の状態でWindowsが起動し、ケース交換前の状態に復帰した。

なんどもメンタルが限界に近づいて、しんどかった。マザーボードのあちこち尖ったところが手に刺さって、血まみれになったw

とにかく、数日ぶりにPCが使えるようになったので安心した。また、新しいパーツも異常がなさそうだと分かり、であれば、余裕をもって新しいPCを組み立てることができる。というか新しいPCで今これを書いている。

PCの中身更新についてはまたこんど。

何かを更新してPCが動かなくなったら、更新する前に戻る勇気を持とう。そうすれば無駄な出費はしなくて済む!

 

 

 

今期見るアニメ

今年の1月~3月期は毎週これを見る予定。

今期は18本。今は異世界転生ものとかを外すと自然とこれぐらいに納まる。

アニメの見放題も加入しているが、忙しくて会費の分がなかなか回収できない状態ではある。そんななか目にした評価が微妙だった『図書館戦争』を見たが、これは評価の方が作品を理解する能力がなかったというところに落ち着いた。気が向いたら何か書いてみる。

以下新番組+αの寸評

『その着せ替え人形は恋をする』

いきなり今期の覇権。喜多川海夢の二次創作が早々にpixivのランキングにも登場。

東武野田線系のアニメでは前にあったやつが地獄みたいな中身だったが、こちらは誰しもある「好き」を肯定するのがコンセプトで見ていて楽しい。


『怪人開発部の黒井津さん』

高山カツヒコアニメというジャンル。

『デリシャスパーティプリキュア

食育を目指すプリキュア。食の豊かさは、けっして金額だけの話ではない。子供の味覚を育てるアニメであってほしいもの。

鬼滅の刃 遊郭編』

劇場並みのクオリティでテレビで放送とか。鬼が関東大震災のメタファーにもなっている。震災の時は吉原も火災に襲われ、多くの遊女が水に飛び込んでそのまま命を落とした。痛ましい写真が残っていて、作者がこの作品を描こうと思ったのもそれを見てのことかもしれない。

『TRIBE NINE(トライブナイン)』

事実上の八月のシンデレラナイン2期。

平家物語

京アニにいた山田尚子監督の新作。「祇園精舎の鐘の声~」と古典の時間に習っても、その序文の文学的な技巧しか教えられず、琵琶法師が何を語っていたのかはよく知らなかったので、アニメで分かるようになるのは助かる。

『東京24区』

多分ローティーンの女子向けの作品。我々にはちょっと「?」となるところもあるが、そんなに悪い内容でもないと思う。

『スローループ』

釣りJKのアニメ。きららは釣りの漫画が多いなと思ったら、『放課後ていぼう日誌』は秋田書店だったのか。ていぼうが熊本を舞台にしたガチ釣りアニメの一方、こちらは釣りを軸に家族の物語を描いていくような感じ。

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

ついに21世紀に突入。主人公も女性に。ファイルーズあいがプリキュアから女囚へ。

『ドールズフロントライン』

今の所ゲームしながらだけどちゃんと見ると面白そうなのであとでよく見てみる予定。

『CUE!』

ゲーム連動のアニメ。今は声優がアイドルユニットやるのがごく普通なのかー。シリーズ構成は経験の深い浦畑逵彦氏。

『その着せ替え人形は恋をする』岩槻の旅

アニメ『その着せ替え人形は恋をする』の放送が始まった。事前情報で作画がすごくいいというのは分かっていたが、始まってみると「その人の好きを大事にする」という作品のコンセプトが大事にされていてとてもいい作品になっていた。喜多川海夢の「すっごーい!」のセリフでサーバルを思い出したが、5年前ヒットした『けものフレンズ』と目指しているところはそんなに違わないと思う。

主人公五条新菜は岩槻に住む人形師を目指す高校生。1話で岩槻駅などが出て、現地でロケハンしていることは間違いないと思った。

それではと現地を見て、ついでに岩槻市内を観光してきた。

五条人形のモデル。

1話で五条が渡っていた踏切。

岩槻駅東口。

岩槻のシーンは結局これぐらいの場所しかないので、後は観光。

年が明けて雛人形の時期が近付いている。

さっきの踏切の写真の右側にあるのが愛宕神社。5年ぶりの参拝。

そして東に歩いて久伊豆神社に参拝。

どこの神社にもある戦役碑。左の砲弾型はユニークで第一次世界大戦の従軍碑。

御朱印帳が新しく必要だったので冬限定御朱印帳をいただいた。

もちろん御朱印も。

市松模様と麻の葉模様と鱗柄のお守。好評らしく鱗柄しか残ってなかった。

七五三の絵馬がかわいい。絵本作家のさかにしあい先生のイラスト。

寅年の絵馬もかわいい。

神社は鳥居からうっそうとした木立の下を歩いた先にある。帰り道に鳥居を撮影。

鳥居の先は参道で、岩槻城址公園まで続いている。つまり、昔の岩槻城から久伊豆神社は1本道でつながれていた。

岩槻市は大宮台地の起伏の多い土地にある。久伊豆神社の拝殿はその中でもひときわ高い場所にある。

神社まで続く道の起伏が、台地という土地の起伏を利用して作られた城下町の風情を伝えている。

追記:この前の週には岩槻の市街地の方へ行った。人形博物館の近くの本屋では原作を平積みで売っていた。

www.nicovideo.jp

自動運転バスに乗ってきた

茨城県境町は2020年から自動運転バスを試験運行している。

www.town.ibaraki-sakai.lg.jp

当初は平日のみであった上に、新型コロナウイルスの時期であり、地元民以外の乗車は予約が必要となって、なかなか乗ってみる機会がなかった。

正月休みなら平日にも休みをとってあったので行ってこようと思った。実は昨年から土日の運行も始まっていたとは知らなかった。

www.itmedia.co.jp

詳細は例えば上記などが詳しい。

自動運転バスは羽田の方で敷地内の運行が始まっているが、一般道を走る自動運転バスの定期運行はこれが日本初。試験運用なので無料で乗れるが、今後も無料で続けられるようビジネスモデルを検討しているという。

まさかそんな尖ったプロジェクトがうちの近くで進められていたとは。道の駅さかいが当初トイレと小規模な売店だけだったのが、いつの間にか人がたくさん来る観光地になった。新鮮で安い野菜を売るだけではなく、地ビールや沖縄の物産も売っている。境町はただの地方都市と何かが違う、という予感はあるにはあった。しかしまさかここまでやるとは。

とにもかくにも道の駅さかいへ。

大通りを市街地の方に歩き、反対側の駐車場まで行くとバスの発着場。自動運転では大通りに出るのが難しいので、こちらから交通量の少ない道に出ていく。

自動車の自動運転は、決まったコースを走る、障害物をよける、車庫入れをする、という程度のことは今や楽勝でできる。問題はレベル3以上の自動運転を社会に受け入れるための法律の整備やシステムの構築。そういったものを実現して自動運転バスを「当たり前」にするためには、実証実験をどこかで誰かが行わなければならない。

境町では、今のところ、職員が必ず1人以上乗車して運行している。上記記事にあるが、信号にシステムを組み込む余裕がないため、信号の停止・発進は人力でやっている。運転席でもあるのかと思ったらそうではなく、写真にあるゲームパッドで操作していた。操舵は完全に車任せということになる。

車両は基地から常時遠隔モニターされていて、そこには二種免許を持った責任者がいる。車両の方の人は二種免許は不要と思われ、仮に、「職員が同乗していなければならない」というルールに落ち着いたとしても、有人バスよりもずっと人員を確保しやすくなる。当面は、完全無人より誰かがいた方が利用者も安心できるかもしれない。

車内はこんな感じ。前後に対面で4席、4席、壁にジャンプシート3席の11人乗り。このうち1人か2人が職員なので乗客は9~10人。座席は後ろ向きの場合はベルトなし。前向き、横向きの座席はシートベルト必須。最高速度20km/hにもかかわらずそれだけ安全に念を入れている。

車内はキャビンをまたぐ太い鉄パイプがむき出しになっている。ソフトパッドで覆っていないのは車が低速だからだろう。

ここで気がついたが車体はモノコックではない。おそらく電池とモーターと足回りが組み込んである台車の上に鉄パイプのアーチを渡し、自動運転と空調の機器を納めた箱が屋根として乗っている。鉄パイプはキャビンを守る役割もできる。そういう構造。

20分ほどで終点シンパシーホールに到着。

バスと、降りて待機所に戻る職員。

車両はフランス製のナヴィヤ・アルマ。自動運転を前提とした電気自動車。

www.macnica.co.jp

本物を見て気がついたのは路面電車のような前後対称のデザイン。その気になれば前進・後進を柔軟に切り替えられるのかもしれない。また、前後対称であれば左側通行にも右側通行にも簡単に対応できる。出入り口を歩道側に設定してから前後を決めればいい。

前後対称ではあるが、駆動輪がどちらかはよく分からない。確認できたのは4輪操舵だったこと。

自動運転か、手動でもゲームパッドで運転するので、ドライバーには車体の操安性をハンドルで確認する機会はない。サスペンションは乗り心地だけを考えればよく、直進安定性などその気になればプログラムでどうにでもなる(実際にどういう設計になっているかは不明)。自動運転の自動車は人が運転する自動車とは根本的に違う乗り物になりつつある。

シンパシーホールの停車時間は数分で、すぐに折り返しになった。乗客はわずかで、興味本位で試乗することは特に問題ない感じ。むしろ歓迎されていて、ピンバッジとシールをいただいた。

そして、川岸の駅さかいバス停でもうひとつの路線の自動運転バスと遭遇。

道の駅さかいに到着。テールランプが作りつけなのでこちらを前には変更できない。

こちらが前側。何もかも自動なようでいて、窓の中の行き先を示すボードは手作業で交換していた。社内の装備品も手作り感があった。こういったところはまだまだ試作品。

環境問題などから電気自動車が注目されているが、電気自動車と自動運転が進歩した先には、MaaSの普及により人が自動車を保有しなくなるという未来まで見通せる。個人が自家用車を保有するということそのものが環境に対する大きい負荷で、動力が化石燃料か電気かというのはそれに比べると大した違いではない。電力が火力発電だったりしたらなおさら。そんなに環境に負荷をかけなくても、人はいつでも、好きな場所に、簡単に行ける世界が来るはずだ。

そんな未来の入り口がちょっとだけ見える試みが、この自動運転バス。

ニッコールZ24-200mmで動物園

ニコンZマウントの2本目のレンズとして、昨年Z 24-200mm f/4-6.3を購入した。年末に動物園での使用感を確認しに、埼玉県こども動物自然公園に行ってきた。前回はFTZを介してFマウントの28-300mmをもっていったが、このレンズでは広角側28mmの画角がやや狭いことと、テレ側の周辺光量落ちと周辺の口径食が気になっていた。

Z6に24-200mmをつけるとこんな感じ。

動画用に購入したマイクもつけてある。

パナソニックVW-VMS10-K。

プラグインパワー対応でニコンZの他ニコン1でも共通で使える(アクセサリーポート変換アダプターAS-N1000が必要)。

コアラ舎。200mmでもコアラが十分大きく写せる。お腹の袋に子供の手が見える。

ポートレート風にカンガルー。背景のボケはあまり2線にならない。

エミュー

ワライカセミ。開放の暗さは高感度でカバーできる。

クオッカ。さすがに200mmでは小さくなってしまうので、ニコン1の70-300mmで撮影。焦点距離は2.7倍換算。

ワオキツネザル。逆光でもほとんど問題なく撮れる。

このところ冬ごとにここに来ているが、目当てはカピバラ温泉。

1頭入っているがすぐに出てしまった。その後もなかなか温泉に入らないなーと思いつつ、13時を過ぎると食事の時間に。

白菜をもりもり食べる。

www.youtube.com

動画も撮った。外部マイクがどんな音で撮れるかも分かるかと思う。

食事が終わったら、湯船にお湯が溜まるのを待たずに続々と風呂へ。

ここでカピバラ温泉が始まった理由を思い出す。カピバラは南米の温暖な水辺にいる半水棲の動物で、水に入ることで皮膚を乾燥から守り、排泄も水中で行う。毎日水に浸からないと健康を維持できないが、冬の冷たい水には入りたがらない。そこで、伊豆シャボテン公園が温水を用意したら好んで入るようになった。そして全国に広まりここでも実施している。

そんなわけで、風呂に殺到したカピバラはこの後排泄の時間となった。

カピバラが入浴している時間帯が分かったのでこんどはお湯が溜まった頃に来たいと思う。

24-200mmのレンズは動物園ではじつに快調だった。今後もどんどん使っていきたい。

マイクもあまりかさばらないので、カメラバッグに入れっぱなしにしている。動画を気軽に撮れるのもミラーレスカメラのいいところ。

国営武蔵丘陵森林公園

11月3日に国営武蔵丘陵森林公園に行ってきた。

学生の頃に熊谷の南の方に森林公園というのがあると聞いてはいたが、うっかりこの時まで来る機会がなかった。

www.shinrinkoen.jp

この公園は吉見町と寄居の間の比企北丘陵にある山一つを公園としたもの。

東京からさほど遠くない場所なので、公園の周囲はことごとくゴルフ場になってしまっている。公園は確かにいろいろ開発されているが、ゴルフ場に比べればずっと多く森が残されている。

天気のいい休日で、午前中で駐車場は満車になりそうな勢い(近くには民間の駐車場もある)。中央口から入って山に登っていくと秋の花がいろいろと咲いていた。

山はいい感じに色がついてきてる。

それが写真によく残らないので、カメラの撮影モードを変えてホワイトバランスを太陽光に変えた。こっちの方が実際の色に近い。

公園・庭園樹園のシソ科植物。

舗装した道が木洩れ日の下に続いていてこのままずっと歩いていたくなる。

園内は歩道と自転車道が別々に張り巡らされていて、自転車と人は会わないようになってる。橋を渡るときも車線が別々。

延々歩いて南口エリアまでキター。

ぽんぽこマウンテンは広場になっている。

この時期はちょうど赤そばが咲いていた。

昼なので展望レストランを目指す。途中にあった記念塔。

レストラン到着。

きのこ汁うどんセット。シンプルなメニューだが運動して内臓脂肪を減らしたい自分らにはこれでちょうどいい。若い人は弁当持参を推奨。

展望はけっこういい。

中央口に戻る。途中でトリカブトが咲いていた。

中央口で売店を漁る。沼カレーとか沼ソフトクリームとかおいしそうだった。

鳥目当てでもあったが、なかなかレアな鳥にはあわなかった。ガビチョウの声がしたぐらい。真冬の人が少ないときに鳥目当てでまた来たい。