前の週末に鉄道博物館に行った。
https://www.railway-museum.jp/
交通博物館が閉館になって、大宮に鉄道博物館が開館してからかなり経つ。鉄オタであればすぐ行っていたであろうが、あいにくと鉄道への関心は交通機関、移動手段としてのそれしかない。テレビで見る分にはNHKの中井精也氏の番組などとても興味深く感じるのだが、結局それも「鉄道写真を撮りたい」というより「その考え方を他の写真に活かそう」と考えてしまう。
それでも近くだから行こうと思ったこともないでもないが、コロナの流行で限られた事前予約枠でしか入場できない時期が続き、ようやく、当日でも券を買って入れることが分かり行くことにした。
大宮駅で埼玉新都市交通に乗り換え。40周年のヘッドマークがついた新型車両。
鉄道博物館駅で下車。埼玉新都市交通のタイヤを撮影。初期は左のウレタン充填のノーパンクタイヤだったが、現在は右のランフラットタイヤになっている。
入場していきなり、新橋横浜間を走っていたSL。1872年開業からもう151年も過ぎている。
交通博物館で鉄道開業100周年記念の特別展で展示されていたのではとおぼろげに記憶する。次に見るのが半世紀後とは。
昔の列車の車内。『銀河鉄道999』っぽい。
クハ181。近くにこんな電車が走っていなかったので鉄にはまることはなかったが、さすがにこの電車はかっこいいと思っていた。近くで見ると胸がときめく。
交通博物館の前に展示されていた0系新幹線が今はここにある。写真はピントが甘くなってしまった。
新幹線の台車。
在来線の狭軌と違い新幹線は標準軌ですよという展示。常々思うのだが、在来線はこのわずか1067mmの狭いレールの上を120km/hぐらいで走っている。その全ての状況で車両の重心がこの狭い範囲に収まっているというのはにわかには信じがたい。標準軌だって乗用車のトレッドよりちょっと広いぐらいだ。
これも、台車の現物を見れば一応納得できる。電車の重量のかなりの分は台車に集中していて、重心はもともとかなり低いところにある。なので、電車で乗客が片側に寄ったぐらいでは倒れない。
200系新幹線。中も見られて懐かしかった。
そうそう見られないので下からも見た。写真は先端のエプロン部分。
EF55電気機関車。戦前から東海道線の特急を引っ張っていたとある。戦時中の三菱の技術者が横須賀に打合せに夜行列車で行ったと聞いたが、SLではなく電気機関車の可能性もあるのだろうか。
別の部屋に0系新幹線の展示があるのに気づかず外へ。
183ランチトレイン。近くの売店で駅弁を買うと中で食べられる。車両は20年ぐらい前に上野駅でホームライナー古河でよく乗ったやつだと思う。
てっぱくひろば。滑り台が北陸新幹線。
E153系の2階建て新幹線。『ウルトラセブン』に合わせて「マックス号」と呼んでいたがいつのまにか退役してしまっていた。
仕事ステーションというフロアで、「はやぶさ」のモックアップと山形新幹線が展示されている。
車両が引き込み線のレールの上に並んでいるということに気付いた。車両解体工場の跡地なのでそこにあったレールを利用していると分かる。
ビューレストランで昼食。暑くて塩味のラーメンが美味しい。
トレインテラスから電車を眺められる。
風がなく大宮やさいたま新都心が霞んで見える。
2階で模型を見て歩く。さすがにCSP311シルビアを一度にこんなに運ぶことはないだろう。
車両ステーションを上から。インスタ映えスポット。
転車台を置くことで車両が角度をつけて並べるようになっていてエモい。
科学ステーション。展示は子供向けの基本的な内容。窓に「窓から見える本物の鉄道で確かめてみよう」と書かれているのがすごくいい。
北端のミニ運転パークと交差する新幹線と高崎線。
パノラマデッキ。
展示を一通り見たので埼玉新都市交通で移動。加茂宮から歩いてステラタウンへ。
富士重工の工場だったことを示す碑を見つけた。
鉄道博物館は近場で運動を兼ねていくのにいい場所だなと思った。また、開業当初ほど混んでいないので、何かのついでにふらっと寄ることもできると分かった。