Great Spangled Weblog

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ミリシタ3.9周年秋葉原スタンプラリー

ミリシタ3周年のイベントは新型コロナウイルスのためことごとく中止になり苦難の年だった2020年。

年が明けて感染対策を万全にして3年9ヶ月を記念したスタンプラリーが企画された。

ミリオンライブの1曲目が「Thank You!」だから「39」は特別な数字で、シアター組はグリマス時代は37人だったのがミリシタで2人増えて39人。このイベントも3年9ヶ月記念で3月9日まで実施。

idolmaster-official.jp

2週連続で秋葉原に行ってスタンプラリーの前半後半を回ってきた。以下そのときの写真。

秋葉原駅を降りてまずはアトレー。新衣装インフィニット・スカイが展示されていた。

スタンプラリーはスマートフォンでバーコードを読み込んでゆく形式。スタンプはWEBアプリなのでバーコードを読めば即押せる。

次に国道4号まで移動してカラオケの達人。お店は3階だが1階でスタンプが押せる。

知らずに3階まで行きこちらでスタンプを押した。ユニットXs関連のディスプレイがある。

西口に戻ってゲーマーズ

スタンプとディスプレイは7階。ユニットはmiraclesonic☆expassion。

6th SSA以来の間近に見るルミエール・パピヨンの衣装。肩の色から等身大パネルと同じ並びで左から上田麗奈、浜崎奈々、戸田めぐみ、角本明日香。

次にコトブキヤ。森倉円先生のイラストがドーン。

2つのユニット、花咲夜とFleurangesを同時に押せる。

アニON STATION。

ユニットはChrono-Lexica。コラボメニューもあり。

アキバCOギャラリー。

ここは特に入場規制とかはなく、体温測定と手の消毒で入れた。中は等身大ポップの三十三間堂展示。

かわいい。

ユニットSherry'n Cherryの展示。机にあるミリオン商事のコラボシェリーをここで購入。

ARCANAの展示も。

アニメイト。入ってすぐのころでグッズも販売。

そして最後はラジオ会館のamiami。

ユニットはJus-2-Mint。

シェリーは初めて自分で買った。甘くて口当たりがよくアルコール15度で程よく酔える。芳醇とはこういうお酒のためにある言葉。

無事スタンプをコンプして前半のクリアファイルをいただき前半戦終了。

その後、インフィニット・スカイをストロボ撮影するという話を聞いて翌週また秋葉原へ。

アトレーの展示をストロボ撮影。御覧の通り、スカートが明るく輝いている。

ゲーマーズも。

これはライブでスポットライトをカッと当てると突然色が変わるはず。

7thライブは1年延期でこの5月に開催が決まっている。現地は難しいのでどこかでLVを見ることになると思うけど、ステージが楽しみ。

コトブキヤの展示が自由入場になっていたので見てきた。こちらはFleuranges。

お茶会のテーブル。

花咲夜はクイズに答えて認定証がもらえる。

エスカレーターを降りたらなんと制服シリーズの展示が。小学校の制服は明らかに小学生サイズじゃなく、もしかしたらライブで制服を着ることもあるかも。6th SSAで早着替えはやっているので(上田麗奈と南早紀は5回着替えてのべ6着!)十分あり得る。

amiamiで後半のクリアファイルを無事受け取る。ありがとうございます。

アトレーで光るインフィニット・スカイを後ろから撮ってスタンプラリー終了。

この週末もまだやっているのでまだの方は秋葉原へGo!

埼玉新都市交通ニューシャトル

関東では気になる新交通が2つある。舎人ライナーと山万ユーカリが丘線だ。だが、どちらも県境を超えないと乗れない。なのでしばらく我慢しないといけない。舎人はほぼ埼玉だろうとかそういうことは言わない。

最近は電車も空いているので、マスクして黙って乗っていれば感染症の心配などほぼ無用だが、さすがに県境を超えて何かあったら言い訳できないので、県内で完結する埼玉新都市交通ニューシャトルを終点まで乗ってみることにした。

惰性でうっかり定期券を買ってしまったので、特に持ち出しなしで大宮駅までは出られる。ニューシャトルに乗るにはてっぱく通りを奥まで行く。

終点内宿までは片道360円なので、往復は1日乗車券720円とトントン。途中下車を1回でもすれば元が取れる。

改札を通って、上の新幹線の線路と直交している埼玉新都市交通のホームへ。

出発。黄金のロケットを見ながらさらば大宮。

ニューシャトル上越新幹線と併設された新交通。標高が高い区間は新幹線が見える。大宮駅の新幹線ホームもちらっと見える。

鉄道博物館駅までは、大宮駐屯地の駐屯地祭や大宮SATYに行くのに乗ったことがある。そこから先は未体験ゾーン。

丸山駅の近くはびっくりするほどの土地の起伏。「丸山」というぐらいで実際に山。

丸山を過ぎると単線になり、新幹線の西側だけに線路がある。すごい速さで去っていく北陸新幹線

内宿駅着。東日本大震災のときは帰宅できず都内の会社で夜を明かしたが、朝一で確認したらニューシャトルが平常運転なので、内宿か羽貫で降りて2時間歩けば帰れると思った。実際は東十条駅で大宮行きの京浜東北にとうてい乗れそうになく、そうこうしているうちに東武が動いていると確認できたので北千住経由で東武で帰ったけれど。

以後ニューシャトルは代替路線として、宇都宮線が止まった時どう乗り換えるかを考えてある。蓮田、東大宮宇都宮線が止まった時は数km歩けばニューシャトルに乗れる。土呂駅だと東武野田線の方が近い。

内宿駅。手前の羽貫と違い、ロータリーのスペースがゆったりとってある。もう少し伸ばして鴻巣まで行けるようにすれば免許センターにみんなニューシャトルで行くのに、と思った。

いずれにしても、宇都宮線高崎線の間の鉄道空白地帯にニューシャトルができた意義は大きく、伊奈町の住宅街はこれなしでは成立しがたい。

内宿駅はバラのマーク。伊奈町制施行記念公園はバラ園があり、そこまで歩いて数分で行ける。例年GWごろにバラまつりがある。昨年は中止だったがいずれは再開できると思う。

ホームに戻って上り登り列車を待つ。北陸新幹線がすごい速さで通過。

途中下車は丸山駅にした。東北新幹線上越新幹線の分岐点にあり、ニューシャトル車両基地がある。

この付近でかなりの長さを使って東北新幹線上越新幹線が合流する。

よく新幹線からこのあたりを眺めて、大宮が近いわりに自然豊かな場所があるのは気になっていた。綾瀬川の川沿いに手つかずの湿地帯が広がっている。綾瀬川を少し下っていくと見沼代用水の伏越えがある。その先が宇都宮線蓮田駅。インフラツーリズムと鉄道写真の好きな人にはけっこういい場所。綾瀬川の湿地帯は野鳥や植物など自然も見るものが沢山ありそう。

台地に登って神社から撮影。綾瀬川を渡るには500mほど下って橋を渡らないといけない。面倒なので丸山駅に戻ることに。

大宮駅に帰還。

大宮駅西口のペデストリアンデッキを撮影して帰った。

今期見るアニメ

今年の1月~3月期は毎週これを見る予定。

今期は再放送込みで18本(『アイドルマスター』は毎週2話ずつなので)。これぐらいなら時間をけっこう有効に使える。今はサブスクでアニメ見放題にしてるので話題作を見逃してたらまとめて見ることもできる。

そうやって見直したアニメに『おちこぼれフルーツタルト』がある。川口敬一郎監督作品だから多くを語る必要もなく、ヤバいギャグ多数で面白かった。

以下新番組+αの寸評

『IDOLY PRIDE』

神田沙也加がアイドルやってるなーと思ったら事故死からのまさかの幽霊キャラ。という独特の設定とかわいい作画のアイドルアニメ。

『ゲキドル』

関谷あさみ先生がキャラ原案というアニメ。中身もマニアックでいい感じ。花澤香菜のキャラが杖ついてて諸星ダン的な。

のんのんびより のんすとっぷ』

平和なのんのんびより村に3期が! 原作もついに完結したとのこと。いつか読みたい。

ウマ娘プリティーダービー Season 2』

トウカイテイオーの話なのでMachicoが主役。

『裏世界ピクニック』

今期一番面白いかもしれない。『シュタインズ・ゲート』の佐藤卓哉氏が監督とシリーズ構成をやっていて、シュタゲのいいところをいい感じに受け継いでいる。また、声も花守ゆみり茅野愛衣で素晴らしい。ストルガツキイの『ストーカー』をネタにしていると言われる。タルコフスキーの映画はテレビ放送を見ているので、そう言われると「なるほど」と思う。この機会に『ストーカー』の原作も読もうかと思った。

『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』

発進しますっ!のワールドウイッチ版。

宇宙よりも遠い場所

OPの太陽の落ちる方向が修正されてるので多分円盤のやつを放送してる。ロケ地の館林市が猛プッシュ中w

きんいろモザイク

「国際交流」とかいう謳い文句に惑わされて、ナンセンスギャグというこのアニメの本質に気付くのが遅れた。今頃ゲラゲラ笑いながら見てる。イギリスにしばらくいたのに「ハロー」しか英語が使えなかった大宮忍の狂気に人生を翻弄されるイギリス人少女の物語。あと陽子とあややのキャッキャウフフ。

ゆるキャン△SEASON2』

順調に2期。1期同様視聴者の心にぐいぐい突き刺さってくる。3話見た後ついうなぎ屋行ってしまったぐらい刺さる。

約束のネバーランド Season 2』

順調に2期。

『バック・アロウ』

中島かずきアニメ。

WIXOSS DIVA(A)LIVE』

WIXOSSがまたアニメ化とは。今回は玉井☆豪がシリーズ構成。以前のシリーズと違い明確にかわいい(前のシリーズも可愛かったけど同時に話の内容が怖かった)。

多々良沼と城沼の野鳥

緊急事態宣言が延長されてめぼしい施設は軒並み休館。こうなるともう屋外に鳥を見に行くしかない。

とことで群馬県まで行って鳥を見てきた。越境どうこうといっても屋外しか行かず人と2m以上離れていれば何の文句を言われる筋合いもない。

1月31日。例年白鳥が来て今や観光地化しているが、今年は多々良沼全域に白鳥がいた。

この日は晴れているが風が強く、人も少なめ。そのせいかシメが地面に降りていた。

コハクチョウ。それから写真を見てヘラサギがw

まさかの新規撮影。後で分かったけどヘラサギはサギ科じゃなくトキ科。トキほどではないがそれなりに希少な鳥。

冬は太陽が低くてウルトラセブンの最終回みたいな写真が簡単に撮れる。「アンヌ、僕は人間じゃないんだ、ウルトラセブンなんだ!」

白鳥に混じってシギがいると撮影。後で確認してツルシギと分かった。

多々良沼南東は餌やりポイントでオナガガモヒドリガモなどおこぼれ目当ての鳥多数。白鳥も少数がいた。

2月6日。桜の木から声がするので見たらエナガ。ようやく近くで撮影できた。

セグロカモメ。まえにも1羽だけいたけど多分同じ個体だろう。

シギ、チドリを探して泥の上を探したらイカルチドリ発見。

城沼にも白鳥が。この日は風がなくて暖かく、多々良沼は駐車場がいっぱいになるほど人が来ていた。騒がしいのを避けてこちらに来ているのかもしれない。

バンがいた。

バンは泳いで逃げたはずだが、なぜまた陸に、と思ってよくよく見たらヒクイナ。

埼玉もいろいろ鳥がいるけどやはり群馬は一味違う。

VRでランディングチャレンジ

VRフライトシムとなってから、ランディングチャレンジにもとりかかり、とりあえず全てを成功させた。スコアや順位はともかく、成功だけはさせた。

一通りやってから、序盤のまだVRでやってないのも始めてみた。

ランディングチャレンジは3通り、FAMOUSとEPICとSTRONG WINDがあって、FAMOUSが一番易しい。

順番は左側の列からで、上、下、右の次の列の上、下という順番で進む(この順番だとブッシュトリップはネヴァダパタゴニアバルカン半島だ)。

といっても、これは易しさの順番ではない。いきなり八丈島A320というのは敷居が高いので、C172のから始めるのがいいと思う。

とりあえず今日は順番に八丈島とジャクソンをやってみた。

八丈島を選ぶと飛行場などの紹介が出る。

右下の「FLY」を押すと、ローディング中にどうアプローチすべきかが提示される。

PCのモニターでやると、視界を切り替えて飛行場の位置を確認しながら、ということになるが、飛行場と自分の位置関係を把握するのはけっこう難しい。

VRでは左方向を見ると飛行場が見えるので、大きく回って滑走路の正面に機体を持って行く、というだけならそれほど難しくない。ただし、旋回中に頭を回すと酔いそうになるw

VRで計器を確認しやすくなったので、計器盤を見て脚が下りているのが分かるようになった。重要な操作だけにレバーがタイヤの形になっている等分かりやすく設計してある。レバーが下げ位置で3個のランプが緑なら脚が下りていることを示している。このステージはデフォルトで脚・フラップ下げなので操作不要。

高度を下げながらスロットルを絞って速度を160kt、150ktと合わせていくが、これが案外合わせにくい。難易度MIDDLEなら10ktぐらい高くてもどうにかなる。

A320は大型のジェット機で、当然小型のプロペラ機より難しい。何がどう難しいというと、応答が鈍く、しかも遅れる。操縦は早め早めで、動かす量は少しずつ少しずつ、という配慮が要る。傾いたから修正、というときに梶を強く当てすぎると中立位置で止まらず反対に行ってしまう。先を読んで操作を途中でやめる判断が必要。

また、速度がある値を下回ると突然高度が下がるので、順調に減速しながら滑走路に近づいた、というときは滑走路の手前で突然高度が落ちて墜落、ということがよくある。高度が落ち始めたからとスロットルを開けても推力が回復するまで時間がかかり、たいてい間に合わない。

アプローチの角度3°とか140ktでとかいうのは置いて、高めのアプローチ角で速度も過度に落とさず滑走路にぶつけるつもりで飛んだ方がうまくいく。実機では前脚が折れるのでは、という着陸でもなんとかなる。多少滑走路に対し斜めに着陸してもラダーで滑走路からはみ出さないように操縦できる。この辺はやはりゲームで完全にはリアルではない。

滑走路に降りてブレーキをかけて、滑走路上で停止するとゲームクリア。スコアと順位が分かる。

次のジャクソンは、ジェットといってもビジネス機のサイテーション。A320よりはずっと操縦が楽。

このステージは雪景色で、問題は滑走路がどこにあるか分からないこと。ある程度近寄ってはじめて見えてくる。現実はもっと遠くから見えるだろうけど、グラフィックなので近づくまで滑走路が見えないw

あと、アプローチが低めのところからスタートする。風防の枠についている指示器が「V〇Λ」と縦にならんでいるが、「Λ」が点灯しているときはアプローチが低いことを示している。「〇」が点灯するまで高度を維持した方がいい。

キャプ画像があったほうがいいのだけど、VRで実体視できるキャプは小さく、VRじゃないやつでまたやるのも大変なのでとりあえず文字だけで解説してみた。動画も沢山上がっているのでそれを見るのもいいと思う。

渡良瀬遊水地で野鳥Go

1月16日は暖かかったので渡良瀬遊水地を一回り歩いてきた。屋外で社会距離も保ててこの時期に出かけるには特にいい。

当然望遠レンズと双眼鏡装備。それとフィールドガイド。

ケリ。黄色い嘴と足、赤い目などだいぶ特徴がある。フィールドガイドを見て同定。図鑑持って行くものだ。

翼を広げると大きく優雅に飛ぶ。翼の白と黒が目立つ。タゲリは見たことがあるけど無印のケリはあまり見てなかった。今回写真確保。

谷中湖の島に野鳥観察用のデッキが作られていたので、そこから撮影。ミコアイサの群れ。

ノートリミングでヒヨドリ。日本だと普通の鳥だけど世界的には日本と韓国ぐらいにしかいない。

モズ。

エナガ。久しぶりにみつけたけど撮影が難しい。

ジョウビタキ♂。この色は目立つ。

アカハラ

カシラダカ

そんなに珍しい鳥がいたわけではないけど、行けば何かがいるのでまた行きたくなる。

フィールドガイド日本の野鳥

フィールドガイド日本の野鳥

VRでフライトシムの道(その4:酔うほどにリアル)

MSFS2020をVRでプレイする話、ついに最終回。

グラフィックボードを交換したPCに、USBのケーブルでOculus Quest 2を接続したところ、PCではOculus Linkが起動した。Quest 2のゴーグル内で、ストレージにアクセスさせるか否かを聞かれるので「許可しない」を選択。ホーム画面からOculus Linkの有効化を選ぶと、画面が切り替わり、PC側から提供されたホーム画面になる。

前のグラフィックボードでは、PC側の画面が映らず、Oculus Linkの有効化の後は画面が真っ暗になり、その後すぐにUSBの接続が切れた。

USBのケーブルのせいかと疑ったが、機器どうしの接続に失敗していたというのが真相。成功するハードの組合せではUSBの接続は安定している。

PCのOculus Linkの方はいくらか設定をいじる必要がある。

これが機器どうしの接続が上手くいっているときの画面。前のグラフィックボードでもこの画面は見られた。しかし、VRゴーグルを覗いて真っ暗なら接続には失敗している。

設定で提供元不明のアプリを実施できるようにする。MSFS2020はOculusのアプリではないため。

VRゴーグルのリフレッシュレートは72Hz、80Hz、90Hzから選べる。接続がUSB2.0の場合は72Hzしか選べない。USB3.0以上なら3通り選べる。ただし、90Hzにするとゴーグル側のUSB-Cの端子から「ビー」とすごいノイズが聞こえてきたので使えなかった。電気的なノイズではなく物理的な騒音。80Hzならノイズは出ないのでそれを選定している。この辺ケーブルとの相性がありそう。

VRゴーグルでMSFS2020をやると画面に黒い枠が出たままになることがあるので、「公開テストチャンネル」は参加するように設定する。

「コンピューターの音声をVRで聞く」はオフにしてある。音声はVRゴーグル側で聞くこともできるが、FSの場合音声といってもエンジン音で、これは自分の前にあるので、ヘッドセットから出さなくても問題ない。他のゲームでは臨場感のためにオンにした方がいいかもしれない。

あとは、MSFS2020でゲームのモードをVRに切り替えればいい。細かい手順はともかく、簡単にVRゴーグル内の視界が飛行機の操縦席になる。切り替えはデフォルトで[CTRL]+[TAB]で可能。これを押すごとにオンオフが切り替わる。

普通の画面でFSを初めても、途中からゴーグルを接続して[CTRL]+[TAB]でモードを切り替えればVRにできる。[CTRL]+[TAB]でVRをオフにしたらゴーグルを頭から外してまた元のようにプレイできる。かなり柔軟。

VRモードをオンにするとモニターがこんな具合に左右それぞれの目の視界の並列に切り替わる。

このような視界をVRゴーグルのモニターにミラーさせることで、ゴーグルをかけている方はリアルな立体画像を見られる。

このVR画像は、ただ実体視ができて立体感があるだけではなく、頭の移動にともない自動で切り替わる。結果、ゴーグルの中では、飛行機の操縦席が常に決まった場所に決まった大きさで見える。立体的に。外の景色も同様。リアルタイムで動きながら見える。

人の肉眼の視野は左右に180°ほどあるが、VRゴーグルの視野は110°。双眼鏡を覗いたときのように視界の周囲は黒い枠が存在する。

なので、最初は「VRといってもそんな限られた視界ではリアリティはたいしたことないのでは」と思っていた。が、実際に使ってみると違う。

一目で見られる視界は限られているが、頭を自由に動かせるので、見えない範囲の視界は頭を振って見回したときに記憶で補完され、すぐに黒枠など気にならなくなる。人は目で画像として外を見ているのではなく、視覚を元に脳が構築した3次元データを見ている、ということを改めて実感した。ある程度以上のリアリティのあるVR画像は、欠陥を脳が補完して、身の回りのリアルな3次元の世界として構築される。VRのゲームはその世界の中の出来事を体験する。

飛行機ならば、操縦席やそこから見える機体はリアルな大きさで自分の周囲に構築される。そして、窓の外は実際に遠距離に立体感をもって存在し、機体の動きに合わせて徐々に動いていく。

これがリアリティがありすぎて、機体が動いたときの加速度の変化も感じられるような気がしてくる。旋回してるときは遠心力で座席に身体が押し付けられているような気がする。頭を動かして周囲を確認すると、回っている乗り物から外を見まわすのと同じ感覚を味わえる。なんと、作られた視界に三半規管が惑わされて酔う。

Quest 2単体のゲームではVR酔いなどあるはずがないと思ったが、MSFS2020では、飛行機を旋回させたり、旋回中に頭をぐるぐる回したりするとかなり気持ち悪くなる。長時間のプレイは危険(笑)。

本物のシミュレータは、操縦席が油圧サーボで動くようになっている。といっても実際の飛行機ほどは動かせないし、遠心力も再現できない。だけど、全周視界のリアリティの中では、わずかな動きも、世界のリアリティを格段に増す効果がある。シミュレータの訓練がいかに効果的かというのはVRを体験して非常に納得がいった。

今のところVRは30分程度以下のフライトに留め、休み休みやっている。ブッシュトリップは全行程VRでやるのは厳しかなという気がする。

図のように、VRの場合地図やナビログは視界の隅にどかして置ける。しかし、VRの視界はいまいちクリアではなく、一時的にクリアになってもゴーグルが重さでずれてきてすぐぼやけてくる。視界を完璧にクリアにしても、こんどはドットが荒くて遠方はそんなにはっきり見えない。VR酔いの問題もあり、文字をじっと見て読むのもけっこうつらい。

それでも、着陸の時など、モニターの外にある飛行場を首を回して確認し、自分と飛行場の位置関係を3次元的に把握して飛ぶ、というのはVRの方が適している。

PCでのVRはオンオフを簡単に切り替えられるので、モニターかVRかは厳しく考えるのではなく、気分次第で柔軟に切り替えて遊ぼうと思う。

電脳コイル Blu-ray Disc Box

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  • 発売日: 2011/11/25
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