半月ほど前についに新型コロナウイルスに感染してしまった。
この夏手に入れた望遠レンズとテレコンバーターを試しに出かけ、やたらと疲れるなと思った。
幸手の権現堂堤に行ってみて土手を超えるのがえらいしんどい。暑さのせいかもしれないが、帰ってもやはりしんどい。
日曜日のことで、体温を測ると38.5℃ぐらいある。早めに布団に入ってみるが、朝方も熱が下がらない。
ここで、COVID-19の抗原検査キットを買い置きしてあったことを思い出して検査した。
陽性!
会社に休む旨伝え、会社では誰にもうつしていないはずだと言うと、いや、室内で感染者が2名出ているのでそれだよとなった。まさかのクラスター発生w
5類になって会社もマスクは完全に任意になり、自分も「人と話すときだけマスクしてればいいかな」と油断していたところ、2mぐらい離れた席の人がノーマスクで会話していたのを思い出して、その二人が感染と聞いて「あれかー」となった。
飛沫が飛ぶ距離は2mと聞いていたが、2mギリギリで感染させるとは恐るべき感染力である。
ちなみに新型コロナウイルスは感染力の時間経緯に特徴がある。インフルエンザなどは症状が一番ひどい時期が感染力も強いので、かかったかな? と思ってから行動を自粛することで感染拡大を抑止できる。
ところが、新型コロナウイルスは症状が出始めるかどうかというときが最も感染力が強い。
ウイルスに感染しても、病気の認識がないまま宴会などに行くと一気に感染を広めてしまう。
オミクロンは感染力のピークがいくらか症状が出た頃にあと倒しになっているようだが、ワクチンで症状が和らいでいるので、病気と自覚するあたりが感染力のピークというのはあまり変わらないようだ。
5類に移行したといってもウイルスの性質に大きい違いはなく、今も強烈な感染力を持っている。また、弱毒化したということも確認されていない。
近くのクリニックに発熱外来があって、予約なしで受診できるというので診察時間になってから行ってみた。ここでも抗原検査を行い、陽性と診断された。薬局で症状を抑える薬を出してもらい、トータルで5000円ぐらいの自己負担だった。5類なのでもはや無料ではない。
この日はずっと38℃を超えていたので布団でごろごろして、医者にかかった疲れもあってほとんど眠って過ごした。
翌日はカロナールを飲むと38℃を下回るが、テレビなど見ていると寝てしまうのでやはり寝て過ごした。
翌日も朝は38℃を超え、カロナールで38℃以下になった。抜け難い会議があるのでWEBで参加。どうしてもやらないといけないことだけをやってまた寝た。
木曜日からカロナールなしで38℃を下回るようになったので在宅でどうしてもやらない仕事だけ進め、金曜日にようやく平熱に戻った。
平熱なのでウイルスはいないかなと抗原検査をやったらまだバリバリに陽性だったのだが。
体温の推移はこんな感じ。汗などで体温が低く計測されることもあるので、記録はやや低めとなっている。
土曜日は完全に平熱になったので、望遠レンズを持って外を歩いてみたがやはりしんどい。それに猛烈に暑いのですぐ戻った。
翌週の水曜日に抗原検査を行ったらさすがに陰性だった。
新型コロナウイルスの流行は全然収まっておらず、油断をして大変な目にあった。熱があるからと純粋に寝て過ごすわけにもいかず、在宅でやらないといけない仕事がけっこうあってつらかった。在宅でできる分を進めることでその後楽ができる、という要素があるのでこの状況も全くひどいという話でもないが。
ワクチンは既に4回接種済で、最後の1回はオミクロン対応のものだった。それなので、症状はちょっと重い風邪程度、あるいはインフルエンザの軽いもの程度で済んだ。喉がとんでもなく痛くなると聞いていたが、一晩「ちょっと痛いかな?」と感じた程度で済んだ。
また、妻にうつすことがなかったのでほっとした。感染初期の土曜日に用事があってほぼ別々に過ごしたのと、日曜日に車で出かけたときに向こうがずっとマスクをしていたのがよかったようだ。もちろんワクチンの予防効果もあろう。コロナと判明してからお互いに24時間マスクをして、タオルなども別々にして感染を防いだ。
新型コロナの5類移行は、感染流行が収まったからでも、ウイルスが弱毒化したからでもない。単にワクチンにより症状が軽くなり、死者が大幅に減ったせいであろう。
さすがに一度感染したら半年ぐらいは感染しないと思うが、この冬にはコロナとインフルエンザのワクチンを打っておこうかと考えている。
なお、今回使用した抗原検査キットは下記。昨年医療用を薬局で購入しておいたもの。