例年なら毎週自衛隊イベントの4月だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため全て中止となった。しかも、在宅勤務になり、家にいる時間がものすごく長くなった。
こうなると気になるのが庭の雑草。朝一に摘んでモルモットにやるのが日課ではあるが、ハコベやカラスノエンドウなど人間も食べられる草があるのでいつか食べてみたいと思っていた。
まさに雑草を食べるなら今しかない。時間もあるし、草も伸びてきた。
そこでまずはハコベ。
食べられる野草として有名で春の七草のひとつ。
とりあえずこれぐらい摘んでみた。
ゴミなどを除いてザルに入れて洗う。
沸騰したお湯に入れて5分程度茹でる。
茹で終わり。
ザルに入れて水にさらし、軽く絞って水分を除く。
食べやすいように2cm程度の長さに切る。
小鉢に入れてかつお節をかけて完成。
醤油をつけて食べれば味は完全に野菜。違いは茎の繊維が硬いこと。野菜がどれだけ食べやすいように品種改良されているのか実感できる。
ビタミンなど栄養もあり、沢山生えていて他の草と間違えることもないので、ハコベは野草を食べる入門としてまさに最適。
次はカラスノエンドウ。
まだ早いけど摘んだ。これからどんどん増えるが、成長するとアブラムシがたかるのでそうなる前に採取。
とりあえず洗う。
塩を入れて沸騰させたお湯へ。
これも5分ほど煮込む。
水でさらして軽く絞る。
また2cmぐらいに包丁で切る。
完成。
かつお節をかけると味はほとんど分からなくなる。マメ科だけに豆苗のような味を期待したが、驚くほど味がなかった。
ハコベに増して茎が硬く、茹でて食べるのにはあまり向いてない感じ。天ぷらは手間が掛かるし、調理法をちょっと考えないといけない。
ヨモギの芽を摘んで草餅を作ったのは幼少の頃の春の家族の行事だった。手近な野草を調理して季節を感じるのもいいものだと思う。