Great Spangled Weblog

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スウェーデンのブッシュトリップ終了

GWが明けてようやくMSFS2020で飛ぶ時間が確保できたので、去年追加されたブッシュトリップのコースのうちスウェーデンのコースを全部飛んだ。

このコースは上の画像のように、1時間以下のレグを5回飛べば終わる。地面は平らで、飛行場は全部立派な滑走路がある。初めてブッシュトリップをやる人にはこれが向いていると思う。

全体を俯瞰した図はこちら。ストックホルム・アーランダ空港からスウェーデン南部を横断してデンマークに近いマルメー空港まで。

実は今、この図は出発と到着が逆になっている(軽微なバグ)。

MSFSは去年の秋に大規模なアップデートが行われたが、これが大問題で、今使っている操縦桿ではスロットルの操作ができなくなるというバグをかかえていた。その前に第一レグを飛んでいたのだが、第二レグを飛ぶときにこの問題にぶちあたり、フルスロットルのまま全行程を飛んだ後、フルスロットルのまま着陸しようとしてクラッシュして、しばらく放置となった。

ブッシュトリップでクラッシュすると、その場所から離陸するケースと、出発点の空港から再出発になるケースがある。スウェーデンの第二レグは後者で、スロットルはマウスで操作できると分かったものの、改めて離陸しようとしたら、今度はラダーが効かず滑走路わきの森に突入してクラッシュ。

もう一回挑戦しようとしたらエンジンがすぐ止まるという状況。

春になってようやく一連のバグが解消されたのを確認したが、時間がとれず全てのレグを飛ぶのは今日になった。

なお、第二レグの離陸がどうにも不可能になったので第一レグから飛び直した。

バグに当たらなければ、このブッシュトリップはかなり簡単。

機体はDA40ダイヤモンド・スターで、先進的なグラスコクピット。オートパイロット装備で、基本、手放しでVRで外を眺めながら目的地に着く。

オートパイロットの使い方はしばらくぶりなので忘れていたのを今回思い出した。

オートパイロットはキーボードからも操作できるのを今回知った。[ALT]+[A]でオートパイロットがオン、[ALT]+[SHIFT]+[A]でオートパイロットオフ。手動で離陸して適当なところで[ALT]+[A]を押してあとは自動操縦、というのが楽。

より細かくは、離陸前に高度と上昇率と方向を入力し、HDGモードを入れずにオートパイロットをオンにしておいて離陸。こうすると勝手に飛行機が上昇してくれるので、高度が十分とれてからHDGモードをオンにすると飛行機が目的の方向に旋回してくれる。あとはツマミでナビログに示された方位に向ければ次のポイントまで飛べる。

ただ、NVIDIAビデオカードを使っていると、「ゲーム内のオーバーレイ」にて[ALT]+[A]によりメニューが立ち上がってしまうので、オフにしている。他にメニューのキーアサインを変える方法もある。

VRとモニターを行き来するとナビログとVFRマップが消えるのが困った問題だったが、ナビログは[N]で、VFRマップは[V]でそれぞれキーボードから出したり消したりできると分かった。

あとは、こちらがゲーム中のCPUの最大温度を記録したデータ。80℃を超えて91℃まで行っている。夏に向けこの温度は厳しい。

温度が上がり過ぎるとCPUは負荷を下げて熱暴走を防ぐようになっているが、VRの景色がカクカクしてくるので快適でなくなる。これはケースファンを追加してケース内のエアフローを改善しないといけない。

今期見るアニメ

今年の4月~6月期は毎週これを見る予定。

今期は14本。毎回削るのが常態化してついに自然とこれぐらいの本数に。

見逃した話題作はネットの見放題で見ればいいという話もある。その見放題は楽天TVのプレミアム見放題パックからU-NEXTに切り替えた。もともとU-NEXTから提供された動画なので、月額料金も見られるラインナップも変わらない。それでいて、テレビのアプリの操作性は改善され(なぜあのレベルでOKが出たのか)、ChromebookUbuntuでも見られるようになった(公式にはWindowsのみであるが、律儀にWindowsでないと見られないのは楽天TVのプレミアム見放題パックぐらい)。前に組んだUbuntu PCは、テレビにつなげてYoutubeやらニコニコ動画やらNHK+やらを見る動画マシンにしていたが、ようやくU-NEXTの莫大なラインナップも見られるようになった。

video.unext.jp

ネットのアニメと言えば、『ジュエルペット』シリーズがYoutubeで見放題になっているのもありがたい。

www.youtube.com

ジュエルペットてぃんくる』はBDレコーダーを買う前だったので保存してなかったので改めて見てる。

以下新番組の寸評

『くノ一ツバキの胸の内』

架空の舞台を欧州に設定してナーロッパなどと笑われている皆さん。日本には「忍者の里」があるじゃないですか!

ということを気づかせてくれたアニメw

ネタ的に低予算B級アニメにできそうな話を、ソニーさんが資本の力で高品質のアニメにしてしまった。百合ネタは隠しもしないが、話的には誰でも見られる内容。多分女子中高生ウケが本命ではないかと思うが、俺らが見てもOK。

エスタブライフ』

谷口悟朗原案なので見てる。2話からして「仁義とは魔法少女」という意味不明のセリフに笑う。3話も「東池袋共産主義」だw

共産圏から西側への脱出、も話の元ネタかもしれないと思った。冷戦時代には共産主義を相対化してネタにするのがなかなかできなかったが、今なら可能。そして、もっと先では冷戦時代を覚えている人がいなくなる。

『まちカドまぞく2丁目』

順調に2期。ギャグは笑うが、話のネタはどんどんシリアスになってきている。

『であいもん』

まさかの人情アニメ。両親に捨てられて和菓子屋に居候する女子小学生、ってそれだけで胸がぎゅっとなる。

あまりに素晴らしいので毎週本放送と録画とニコ動の3連視聴をキメている。

『恋は世界征服のあとで』

特撮にラブコメをかぶせた話。こういう普通に楽しめるアニメも、作るのはかなり難しいのではと思う。

レイトンミステリー探偵社〜カトリーのナゾトキファイル』

プリキュアの裏番組で見なかったけど気になってたアニメが深夜に再放送中なので見始めた。新たな花澤香菜劇場。シナリオも以外にしっかりしている。

1話完結とはいえこれは途中からでは? と思い調べたら14話からだったので、あとでネットで1〜13話を見る予定。

『阿波連さんははかれない』

OP曲がTrySailなのでソニーかと思いきや、実は中国資本。中国での日本アニメの需要を当て込んで日本で製作、ということだろうか。日本でも円盤が売れそうなので、日本で作って日本で儲ける、の線もあるか。日本だってハリウッドの映画に出資してるから同じような話。

二次創作同人誌がアイドルゲームのイベント曲になる時代

ミリシタの現在のイベント曲は『紙・心・ペン・心 - SHISHINPENSHIN -』。

テーマはなんと、大学の漫画サークルが同人誌を作る話。それも『エト戦記』という架空の作品の二次創作。

www.youtube.com

テーマと曲調から、この曲が2020年のアニメ『映像研には手を出すな』のOP曲「Easy Breezy」と共通点が多いことに多くの人が気づくと思う。

www.youtube.com

といっても具体的な共通点は筆が止まらないことだけ!

メロディも楽器も何もかも変えてあるし、歌詞もほとんどまったくかぶってない。

そして、『映像研』がオリジナル作品の制作をテーマにしているのに対し、ミリシタは女子による二次創作をテーマにしている。二次創作がオリジナルと同等というようなスタンスは多分画期的なことではと思う。

というかゲームの楽曲作るような人はぜったいウェイ系のリア充だと思ってたのに、出来上がった歌詞はそれこそ「なんで同人誌作ってる修羅場にそんなに詳しいんだよ」という出来。MVは「閉会」で拍手だし、MMフルコンするとコンボ数が「801」だし、何もかも分かってい過ぎるw

知る人ぞ知るサブカルが今ではメインカルチャーという時代の動きを確信せざるを得ない。

国際法と現行憲法の安全保障方針

2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻して戦争が始まった。

このブログでは沈黙を続けていたが、あちこちのSNSで「さっさと降伏しろ」だの「悪いのはウクライナ」だのといったプーチン応援団に出くわし、そっちの方であれこれ発言していたのでまとめてブログに書くという気が起きなかった。戦争が始まったばかりでは状況もよく分からず、書いた記事が後で間違っていたなどということも避けたかった。

しかし、今回の戦争ではかなり安心して日本の報道に触れることができたのはいい方の予想外だった。マスメディアはそろって「ロシアの国際法に反する侵略行為」というスタンスをとり、「戦争だからどっちも悪い」というような声はあまり表には出なかった。

それでも、橋下徹のように降伏論を主張する政治家もいて、まだこの戦争にどう向き合ったらいいか迷っている日本人も多いのではないかと思う。

改めて思うのは、日本人の多くに、「日本は戦争をしてはいけない国である」という信念があるということ。これは別にいいのだけど、この信念が強いあまり、「日本だけが戦争をしてはいけない(他の国は戦争をしてもいい)」となってしまっていると話が違ってくる。

他の国、アメリカやロシアは戦争を好きなようにやっていい。だから「攻められる理由があるウクライナが悪い」だとか、「アメリカの戦争は許されてロシアの戦争が許されないのはおかしい」だとかいう声が出てくるのだろう。

昔は自分もそれに近い認識だったが、イラク戦争の時に『軍事研究』誌を読んでいたら野木恵一氏が、日本やアメリカなどパリ不戦条約を締結している国は戦争が禁止されていると書いていて、認識を変えるきっかけになった。

パリ不戦条約の条文の主要な2項は下記の通り。

第1条 締約国は、国際紛争解決のために戦争に訴えることを非難し、かつ、その相互の関係において国家政策の手段として戦争を放棄することを、その各々の人民の名において厳粛に宣言する。
第2条 締約国は、相互間に発生する紛争又は衝突の処理又は解決を、その性質または原因の如何を問わず、平和的手段以外で求めないことを約束する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%88%A6%E6%9D%A1%E7%B4%84

国際紛争解決のために」「戦争を放棄する」。どこかで読んだぞ、となる。

この条約も多くの国が締結しているが、より多くの国に適用されるのは国連憲章。国連加盟国は全てがこれを守らなければならない。第1条第1項にはこうある。

  1. 国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整又は解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること。
https://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/

第2条はこう。

  1. この機構は、そのすべての加盟国の主権平等の原則に基礎をおいている。
  2. すべての加盟国は、加盟国の地位から生ずる権利及び利益を加盟国のすべてに保障するために、この憲章に従って負っている義務を誠実に履行しなければならない。
  3. すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危くしないように解決しなければならない。
  4. すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。
  5. すべての加盟国は、国際連合がこの憲章に従ってとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を与え、且つ、国際連合の防止行動又は強制行動の対象となっているいかなる国に対しても援助の供与を慎まなければならない。
  6. この機構は、国際連合加盟国でない国が、国際の平和及び安全の維持に必要な限り、これらの原則に従って行動することを確保しなければならない。
  7. この憲章のいかなる規定も、本質上いずれかの国の国内管轄権内にある事項に干渉する権限を国際連合に与えるものではなく、また、その事項をこの憲章に基く解決に付託することを加盟国に要求するものでもない。但し、この原則は、第7章に基く強制措置の適用を妨げるものではない。
https://www.unic.or.jp/info/un/charter/text_japanese/

今回ロシアが盛大に破った条項がこれら。特にこれ、「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない」。

じゃあアメリカさんがイラクに攻めたのは何なんだ、というと、「国際連合の目的と両立しない」という条件がここで効いてくる。「戦争は国際法違反」という秩序をどうやって守るかといえば、違法な戦争を始めた国に対して国連が安保理で武力制裁してよいという決議を出し、「国際連合の目的と両立」する合法的な戦争を行う。

戦争は違法であり、これに反して戦争を起こすと国連が安保理決議により合法的に攻撃しますよ、というのが、国連憲章で読み取れる国際法による秩序の保ち方。

もうお判りと思うけれど、パリ不戦条約と国連憲章の表現を流用して日本国憲法の第9条は作られている。9条第1項は国際法を守り戦争をしません、という意味であり、同じ制約は国連加盟国すべてに課せられている。

したがって、今回のロシアの行為は、いわば強盗が民家に押し入るような行為。つまり犯罪行為

「戦争だから両方悪い」、「俺は中立だからロシアにもウクライナにもつかない」という日本人にとってかっこよく見える態度は、この戦争ではふさわしくない。犯罪者と被害者の間で中立に立つ。犯罪者と被害者の声を平等に尊重する。そういう態度は中立ではなく、犯罪者の味方となる。

法の秩序を重視するのであれば、ウクライナが負けないよう支援するのが正しく、中立を表明することは犯罪に加担することと同じ

そして日本国憲法に戻ると、この憲法は他国が攻めてきたときに「無抵抗で降伏する」などということは認めていない。

まず前文。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION

「平和を愛する諸国民」というのは、これ単独では「何言ってるんだこのお人よしが」となるが、国連憲章日本国憲法が1947年で国連憲章は1945年)とセットで読めば、前述のとおり、国際法にのっとって「国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全並びに正義を危くしないように解決」する国を意味する。日本を害する国は国連憲章に反したことになるので、国連の安全保障の枠組みによって制裁が科される(それより前はアメリカ軍など進駐軍集団的自衛権により防衛する)。それが戦後再出発する日本の安全保障の基本方針だという意味。

続く「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」、この部分は個人的に大好きなもので、国連憲章との関係を言えば、日本は国連に一方的に助けてもらうだけではなく、日本も相応に寄与しますよ。「名誉ある地位」を目指しますよという内容。戦後すぐは無理だったけど、「経済大国」と呼ばれる身分なら、してもらう一方というのはあり得ないというのが分かる。

国連の枠組みによって目指す理想というのが最後にある、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する」ということ。「日本は平和憲法があるから国際貢献自衛隊を送れません」という態度は憲法の精神にまったく一致しない。逆に自衛隊の海外派遣だとか積極的平和主義だとかかがこれにより正当化される。

前文は条文ではないので拘束力がない。条文の方で改めて安全保障の基本方針が書かれるのが9条。

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION

国連憲章を加盟国が遵守することを求め、日本も国際法を守って国際紛争を戦争や武力による威嚇で解決することは(永久に)行わない。これが第1項。自民党改憲案がこれを改正しないのも、ここでは「国際法を守ります」しか言っていないため。そして、日本だけではなく国連加盟国すべてが「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」ことを求められている。

第2項は、芦田修正により「前項の目的を達するため」が加わり、国際法を破るという目的で軍隊を持つということはしませんよ、という限定的な非武装宣言。続く「国の交戦権は、これを認めない」は、いろいろ話を聞いたところでは「交戦権」じたいがあいまいでよく分からず、この語句は単に「国際法に反するから戦争する権利は元からないよね」という意味ではないかと思う。

国連憲章自衛権を認めているので、憲法で明確に否定していないので、日本も自衛権を持っているというのが公式な見解。「国際法に反して侵略行為を行い得る」という形での武装はできないが、自衛権を保障するための最低限の武装は可能、という認識のもと、防衛省自衛隊が日本の平和を守っている。

憲法には「集団的自衛権は認めません」と書かれていないので、国連憲章により日本も集団的自衛権が認められると思っているが、偉い先生とは認識が一致しないかもしれない。

以上憲法のことを改めて書いたのは、篠田英朗氏の下記記事を読んだため。

agora-web.jp

自分が日本国憲法国際法を継承して作られているという認識に至ったのはこれを読むよりはるかに前だが、この認識で間違いないことを再確認した。記事で憲法国連憲章の関係の深さを知り拙文を書いてみた。そして、著名な憲法学者のとなえる憲法論がいかにおかしな信念を日本人に植え付けているのかを改めて考えた。

軍事研究 2022年 05 月号 [雑誌]

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IngressでLv16からリカージョンした話

Ingressは2014年に子供が始めて、それではと自分もやるようになった。2014年11月からもう8年目となる。2016年に頑張ってLv11まで行ったが、その後しばらく飽きて触らなかった。

といっても、遠くに行ったときなどは思い出したようにやっていた。2019年の暮れにも出先でスキャナーを開いたら、どこもかしこも真っ白という状態。「ブーム終わってんなー」と思った。

自分の家でスキャナーを開いたら敵陣営のCFに覆われていて、それから再開するようになった。家の周りを自陣営で染めるのが第一歩。

再開してみると、長らく進展がなかったレベルがほどなくLv12に。

その頃、ポータルを覗いてはレベルが低いAGが多いのが気になっていたが、レベルの割に実績はものすごく、そういえばAG名の左にある赤いマークはなんだろう、と調べてリカージョンのことを知る。Lv16まで行くと転生してまたLv1から始めることができる。気がついてみるとリカージョンのマークがないAGの方が少数派なので、これは自分もリカージョン不可避と思う。

それからLv13は半年月ほど。その間にグリフハックを習得した。

glemaker.hatenablog.com

しかし、Lv14に上がるのは翌年3月までかかってしまった。2020年の後半でようやく、グリフハックの待ち時間に「more」をグリフすると鍵が多く出るというのを知り、それでAPを能率的に稼げるようになる。

Lv15は2021年7月に上がることができ、それからLv16に向け1600万APを稼ぐ日々。

そして2022年3月にようやくレベルアップ直前になった。

ねんがんの れべる16 に なった

とりあえず翌日までLv16AGのIn活をしたが、APのゲージが満タンで今後レベルアップしないというのははりあいがなく、さっそくリカージョンすることに。

リカージョンの手続きは途中4時間の熟考期間があり、それを過ぎてようやく先に進める。そして転生して新たなはじまり。ここまで来るともう戻れない。

2年ほど欲しい欲しいとずっと願っていたリカージョンの徴がついに!

この後、Lv15のノリで進めてその日のうちにLv3、翌日Lv4で半月ほどでLv8まで進めて全てのアイテムが使えるようになった。

これから先は適当にダラダラ進めます。

ちなみにこれが本日のウクライナのintelmap。リアル戦場でも人はIngressをせずにいられない!

余ったパーツでPCを組み立てた

ケースと電源を交換する際にいろいろあってCore i7-17200とASUS TUF GAMING H670も追加してWindows 11OKなマシンを組んだ。

結果、CPU、マザーボード、メモリー、電源、SSDの予備ができて、あとはケースを追加するだけでPCが1台組みあがる状態になった。

そこで旧PCのケースを捨てないでそこに組み込んで、Ubuntuをインストールしてみた。使えるPCが組めることはこれで確認できた。

さすがに2月に2台もケースを買うのはどうかと思い少し時間を置いて、ケースを新たに購入してPCを1台組み立てた。

構成は以下の通り。

CPU:intel Core i5-7600K, 4コア4スレッド 3.8GHz
モリー:CFD W4U2133PS-8G, DDR4 PC2133 8GB×1=8GB
M/B:ASUS PRIME H270-Pro
SSDSANDISK SDSSDH3-250G-J25
CPUクーラー:サイズの白虎
電源:オウルテックSS-560KM
ケース:Fractal Define C

モリーは前に8GB×2枚で買って1枚不良だったもの。不良じゃない方はPC2133と低速なので予備に保存してあった。

SSDはMP600を購入して不要になったもの。モノはまだ使えるし持っていても邪魔にはならないが、PCに組み込まないと頻繁に使うわけでもなく持て余していた。

電源は旧ケースから外して確認したところ、電解コンデンサが膨らむこともなく見た目健全なので、当分使えると思う。

マウスとキーボードも1セット余っているのであまり困らない。モニターはメインPCと切り替えて使うことになる。

CPUとマザーボードはWindows11をインストールできる仕様を満たしていない。Windows10で運用する場合は2025年のサポート期限まで。

マザーボードは5年目、電源は11年目だから2025年まで持つかどうか分からないというのは置くと、WindowsのライセンスはHomeエディションでも安くないので、とりあえずUbuntuで運用することにした。

新しいケースにパーツを組み込む。ケースの値段はP7 Silentより高く(といっても1万円しない)、そのせいか組み込みも容易だった。

一通り組み込んでから電源オン。問題なく起動した。

Ubuntuを入れてある。ブラウザでネットを見るぐらいはできるが、他にどういう用途で使うべきか考え中。

Define CとAntec Solo2の比較。左がSolo2。

寸法の違いは主に奥行きで、Define Cは5インチベイを持たないので数センチ短い。これだけの違いでもずいぶんコンパクトに感じる。

背面。電源を下にもっていくとマザーボードのI/Oパネルが上に来て使いやすくなる。

PCの使い道だけど、HDDレコーダーが12年目で無事に動いてはいるが、寿命が来た場合に買い替えずに、PCにHDD(一応余ってる)とチューナーカードを組み込めばテレビ番組を録画でき代替できる。多分Windowsも買わないといけないけど、レコーダー単体より安く済むかもしれない。

他の使い道はまだ考え中。

新PCのベンチマーク

急いで選定した新しいCPUとマザーボードだが、前に組んだ時の経験で、ハイエンドに無駄に金を使わない、という方針でコスパそこそこの選定ができたと考えている。

前回はCPUにcore i5-7600Kというi5のハイエンドを選んだが、マザーがH270だったのでクロックアップはできなかった。どのみちターボブーストでCPUは自分でOCしてしまうから、Kの有無はどうということはなかった。

とことで今回は、i7にすることは決めていたが、12700Kとか12700KFとかはやめて、12700にした。これだけで1万円ぐらい安くてリテールファンがついている。

定格2.1GHzだがターボブースト時は12700Kと大きくは変わらない。なら負荷がかかるときは12700Kと同等では、と思いネットで調べるとそういうベンチマークの結果ばかり。CPUを12700にすればマザーはH670でいいとなる。

それではとH670のTUF GAMINGとi7-12700を購入。このマザーは若干高いがWiFiがついてるので、WiFi6対応のUSB子機の値段を考えると大差ない。無線LANでUSBを潰さないのもいい。

TUF GAMINGはケースへの組み込みもスムーズだった。いつもバックパネルの取り付けに苦労するが、このマザーではバックパネルが組付けで、ケースの穴にすっぽり収まる。

CPUクーラーはリテールファンはFSをやりこむならどうせ交換することになるし、取り付けが難しいのでサイズの虎徹IIを買ってきた。これの設置は驚くほど簡単だった。ケースには十分収まる。他の、メモリ、SSD、HDDは使いまわし。

そしてベンチマークの結果などをいくつか。

まずcpu-z。クロックが定格無視で4.8GHzとかになってる。

SUPER-PIを軽くやってみた。104万桁7秒は、Phenom II 955BEでは21秒だったのでその3倍。

Super PI実行中のCoretemp。負荷が少なくさほど熱くならない。

3DMARKの結果。トータルは大して変わらないが、CPUの12832は前のPCでは3741だったので3.43倍。第12世代coreの性能やばいなw

Crystal Disk MarkでSSDの速さも測った。PCI 4.0になったので5GB/secとなり性能がフルに発揮されている。

そしてCrystal Mark。前のPCでPhenomから大して変わらない、もうこのベンチマークは時代に合わない、と思っていたのに、トータルで738866と、Core i5のときの395169から1.87倍。比べるといろいろな数字がえげつなく増えてるw

前のPCに対してそんなに高い額を出したわけではないのだけど、性能の向上は期待以上だった。

体感としては、VRフライトシムが快適になり、PCの起動後のもたつきも軽減された。まさに「パワーはすべてを解決する」だ。