ブッシュトリップの第二弾は欧州バルカン半島。
クロアチアのリエカの飛行場を離陸し、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、モンテネグロ、アルバニアと飛んで最後にギリシャのサントリーニ島に着陸する。
景色の再現がリアルで美しい世界を飛ぶ。
機体はセスナ172。ネヴァダのカブが自転車ならこちらはナビつきの高級車。しかも自動運転つき。
C172といってもグラスコクピットで自分の位置もここに出てる。VFRマップの「BACK ON TRACK」ボタンを押さなくても自分がどこにいるか分かる。
といっても、カブに対しできることが増えたので、扱いを間違えるとエンジンが止まったりする。
最初やったときはエンジンが止まり再始動できず難儀した。スロットルのダイヤルで混合比を最も薄い9%に設定してあったため。そうと分かればダイヤルの位置を変えて解決。
第1レグの初回はエンジンを始動しようと計器をあちこちいじったため、機体が傾く癖があり、「今後この状態で飛ぶのは大変だなあ」と思い、第1レグを終了させてから同じレグをもう一回飛ぶことにした。そうすれば機体の状態は初期設定から再開できる。
このブッシュトリップの巡航速度は124ノット。手動でこの速度を維持するのは結構大変でスロットルを相当開けないといけない。
なら自動操縦にすれば、というのでオンにしたらまさに、簡単に124ノットで一定高度、一定方向を維持して飛ぶようにできた。
方向や高度も、操縦桿ではなく計器のツマミとボタンで変えられる。
それだけではなく、航路の情報が既に入力されているので、ナビをオンにすると目的地まで勝手に飛んで行ってくれる。
パイロットはただ機体が想定通り飛ぶのを見てるだけ。
この場所はギリシャのリオン・アンティリオン橋の位置なのだけど、まだデータができてなくてただの桁橋になってる。
実際はこんな多径間連続斜張橋。
なお、ナビの自動操縦は位置情報は参照しても地形とかは見てないので、黙ってみてると山に激突しそうになったりする。そういうときは手動で回避し、後でまた自動操縦に戻ればいい。
自動操縦はルートに沿って飛ぶことはできるけど、離着陸はやってくれなさそうなのでここは自分で。
このブッシュトリップではほぼほぼ滑走路がある/滑走路が分かる飛行場ばかりなのでネヴァダよりは楽。
滑走路へのアプローチも、白赤の4連のライトの内側2個が赤、外側2個が白、を維持すれば3°の適切な角度を維持できる。
トレーニングでは失敗ばかりだったC172の着陸もこのブッシュトリップですっかり慣れた。
そしてサントリーニ島に着陸。
アネモイメダルを獲得。
MSFSは飛行機を操縦するゲームだけど、そこにはリアルな自動操縦も含まれる。エアバスA320などほとんど自動操縦で飛ぶのだけど、それをきっちり再現できる。このブッシュトリップはユーザーに自動操縦について慣れてもらうのも狙いなのだと思う。
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