Great Spangled Weblog

コメントははてなにログインすると可能になります(SPAM対策です)

水天宮から清洲橋を渡って清澄公園へ

1月14日に西新井大師亀戸天神に参拝して、その後行こうとして断念したコース、水天宮から清洲橋を渡って清洲公園へのルートを2月10日に歩いてきた。

glemaker.hatenablog.com

地下鉄半蔵門線で水天宮前へ。仕事で何度か来たことがあったが、「水天宮って何だ?」と常々疑問に感じていた。

以前使っていた東京シティエアターミナルの方ではなく、水天宮の方の出口から外に出ると、すぐ左が水天宮。完全にビルの谷間にあるので、「ここに神社がある」と事前に知っていないと見逃してしまいそう。

東京の水天宮は久留米の水天宮の分社で、藩主有馬頼徳が江戸の屋敷に開設したもの。地元住民の要請で毎月5日に一般開放するようになったとwikipedia情報。

昭和40年代に二階建てとなり、2016年に今の社殿が新築となった。

神社はRC造の建物の2階にあり、建物ごと免震構造になっている。免震構造はいわば地面から建物をフローティングマウントしているので、大地震のときは動く。この変位を吸収する遊間が植え込みになっている。

建物を2階に上がると神社が。

天気がよいせいか参拝者は多く、けっこう並んだ。

弁天様も人が並んでいる。

水神様を祀る神社なので手水舎は龍。

灯籠も龍。金網に賽銭をねじ込む人が絶えないようだ。

建て替えられたばかりの神社なので、都会の風景の中で金色に輝いている。

水神様を祀る神社なので河童の像。

子宝いぬ。安産にもご利益があるとのことで、子供を連れてお礼参りに来ている人もかなりいた。

ふと「『水天宮』は『雨宮天』と字面が似ているなあ」と思ったがアクアは水の神であるので特に問題はない。

水天宮の次は箱崎ジャンクションを撮影。

無事箱崎星梨花箱崎ジャンクションも撮影。

箱崎ジャンクションから少し歩いて清洲橋が見えてきた。こちらからアクセスすると想像以上に大規模な橋。

船で何度かくぐったことはあるが、渡るのは初めての清洲橋

永大橋、両国橋などとともに、震災後の復興事業で架けられた橋。アイバー自定碇吊橋という独特の構造型式。ドイツのヒンデンブルク橋を参考にしたとされる。

ネットではなかなか写真が得られず、自分で行って初めて分かるセンターステイ部分。

小名木川に架かる萬年橋。

下流側の橋梁。隅田川大橋、永代橋中央大橋

隅田川の向こうにスカイツリー

上流側の新大橋。

清洲橋を渡って左岸側から。

清澄公園から清澄庭園へ。

ちょうど昼時だったが食事ができるわけではないので、東京シティエアターミナルで弁当を買ってここで食べればよかったな、などと思う。

池にはカエルの卵が。もう春が近づいている。

野鳥はキンクロハジロホシハジロが多数。他にヒドリガモカルガモもいた。

清澄庭園岩崎弥太郎が買い取った土地で、大名屋敷時代の庭園を整備したもの。関東大震災の後土地の東半分を公園として都に寄贈。西側は昭和になって都が買収し、都市計画に基づいて庭園を再整備して有料で公開するようになったもの。

震災で建物が消失したり、戦後盛土して資材置き場になったりしたというが、現在は他の大名屋敷の庭園と同等の見事な庭園になっている。池にある「涼亭」は震災や戦災を免れて今に残る建物という。

庭園を出て清澄白河駅の方に歩くとレトロな建物があった。清洲寮という昭和8年にできた民間の集合住宅だという。今でも入居可能でかなりの人気物件だというのが検索して分かった。

この辺りは深川という土地だというのが行ってみて分かった。深川江戸資料館というのもあるがそれはまた後程。

今期見るアニメ(2024年1月期)

今年の1月~3月期は毎週これを見る予定。

今期放送分は10本。やはりこれ以上増やすと自分の時間がなくなってくるので、この辺で大事に見たい。

薬屋のひとりごと』で後半クールから土井美香が出ているため、思い出して『蟲師』を配信で見ている。落ち着いたテンポで見られるけど、ドラマがいつも見ごたえがあって心が浄化される。蟲がどうこうという以前に、舞台が明治前半の日本のどこかで、江戸時代から受け継いだ自然の中で生きる人々に、近代の合理思想が緩く混ざりつつあるような日本を描いている。日本の中世と近代のどちらがよいか、という話ではない。自然に翻弄されながらも力強く生きていく人々の物語だ。特に、各回の女性キャラが芯が通ったキャラでとても魅力的に描かれている。

今の目で見ると、演出が長井龍雪作画監督田中将賀だったり、他にもそうそうたる顔ぶれ。一見地味なのに話題になるのも道理。

今だと『葬送のフリーレン』が蟲師みたいなノリかもしれない。

以下は新番組の寸評。

薬屋のひとりごと

順調に後半クール。壬氏が宦官じゃない可能性がかなり高くなってきた。

『僕の心のヤバイやつ』

半年間をあけて2期。市川と山田のラブラブをハラハラしながら見てる。脚本は花田十輝氏だったのだな。

www.youtube.com

『わんだふるぷりきゅあ!』

ペットブームが続いているので、また動物ネタのプリキュア。今回は犬がプリキュアになるという斬新な作り。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』

加隈亜衣異世界転生した幼女で動物をモフモフする話。シリーズ構成は豚レバーに続いて赤尾でこ先生。

B級アニメといいつつ絶妙に社会問題を突っ込んでくるノリは豚レバーに通じるものがある。なろう小説が選ばれるポイントはこの辺かな、などと思う。

『姫様“拷問”の時間です』

ジャンプ+の漫画原作とのこと。作画がシンプルだけど骨格がしっかりしててよく描けてる。話も面白くて毎回クソ笑う。ヘタにシリアスに逃げずにギャグに徹してるのがいい。集英社はアニメ化のノウハウも堅実。

花咲くいろは』(再放送)

10年以上経って久々に見ている。まさか能登で大地震があるとは。

『勇気爆発バーンブレイバーン』

放送開始時は見ていなかったが、ネットで話題になりだしたので1話、2話を見た。イカれたアニメが始まったw

落ち着いて考えるとレイズナートランスフォーマーをくっつけたような話だ。よくくっつけたな!

『葬送のフリーレン』

放送開始時は見ていなかったが、何となく配信を追いかけているうちに放送に追いついてしまった。

覇権アニメのひとつだから何を語ってもバズるだろうし、それをねらっていろいろな人がいろいろに言うだろう。

異世界ファンタジーの体裁で作っているが、人生のあれこれをいろいろ突っ込んだ深みのある話だと分かった。

それより種崎敦美の声を聴くと「知世も偉くなってエインズワースポジションカー」と思ってしまうわけだが。オークションでフェルンを500万ポンドで落札しそう。

Fate/Zero』(再放送)

10年ぶり再放送。再放送だから連続して2クールやるであろう。

あおきえいの作品は空気感が違うと思う。年数経っても褪せない。時間が経っても見返して楽しめる作品を作るってすごいな。

宇宙よりも遠い場所』(再放送)

放送から6年経過してなんとNHK地上波で放送。MXやBSでもあれだけ盛り上がったのに地上波全国放送ではどうなってしまうのか。

後半、スタッフが視聴者を信じて突っ込んできた挑戦的な話が続くが、これが桁違いに多くなった視聴者に受け入れられるか否か。今のところ大丈夫そうだが。

過去に書いた全話レビューは↓のリンクからどうぞ。

glemaker.hatenablog.com

マジックアワーの旅客機撮影

2024年1月27日の午後にまた浮島町公園に行って羽田空港に着陸する旅客機を撮影した。

12月30日に15時頃までいて、だいぶ色温度が下がってるのでこれでいいかと思ったものの、やはり日没までの劇的な光の変化は撮っておくべきだとおもった。

年明け早々に来たかったところだが、2日に死亡事故があったのでその残骸が残っているような状況では撮影を心から楽しめない。それから時間の都合と天候を睨んで昨日行くことを決めた。

15時近くにスターフライヤーのA320neo。太陽が低いので飛行機からは海面がギラギラ光って見えている、というのが黒い塗装の反射で分かる。

前回バス停で着陸がチラっと見えたフィンエアーA350。後部胴体にムーミンが描かれている。

シンガポール航空A350

N333GWのガルフストリーム

水中翼船が走っていた。海面は地球の丸みが分かる。対岸の千葉県は水平線の向こうで、港やクレーンの根元はその下に隠れて見えない。

16時を過ぎて色温度がだいぶ下がってきている。日没は17時を少し過ぎたところなので、これから1時間が夕焼けタイム。

カメラは今回Z6にした。レンズはPF 300mm F4で必要に応じてTC-20E IIIで600mmにしている。Z6の方が画素数が多く、高感度にも強いし、露出や色合いがEVFで分かるので、夕暮れのような難易度の高い撮影にはこっちの方がいい。

JALの787。

写真はJPEG撮って出し。夕焼けの色については、ホワイトバランスを太陽光に設定して自然に色づくようにした。ミラーレスなので狙った色かどうかはEVFで分かる。ホワイトバランスをオートにしてしまうと夕日の色が補正されてしまう。EVFで見て色に不満がなかったのでずっとJPEGで撮っていたが、シビアに色を調整したいならRAWが向いている。

ANAの787。少し雲の影に入ったところ。

かなり赤くなってきた日差しを受けるJALの737。

マジックアワーの中でも数分間の特別な時間。真っ赤になったANAの787。

ANAの737。胴体に夕日が反射している。

夕日の最後の最後で降りてくるANAの787。後ろには上昇していく737が。

日没直前。太陽が下から当たっている状態。

空港も夕焼け。

ギリギリ光が残っているところに降りてきたJALの737。

日のあるうちに着陸した最後の1機。

JALの777。

日没後はこんなぐあいに暗くなってしまう。地平線に日が沈むにはもう少しかかるが、西の方は山があるのでもう太陽は見えない。少し光ってるのは残照。

JALのディズニー767も日没後はこんな感じ。

これ以上いても寒いだけなので帰ることにした。帰りのバスは浮島バスターミナルが便利と分かった。椅子とトイレと自動販売機があり、昼間45分待ちになっても楽に待てる。そして、17時台はバスが大量にあるのですぐ帰れた。

逆に、これから公園に来る人もいて、夜の旅客機や空港の夜景も撮る人がいるのだなと思った。

日没の撮影は11月には今より日の入りが早いので、秋の寒くなり切らない時期の方が楽だろうと思う。

次は成田空港で747の貨物機を撮りたい。

大師線・亀戸線、東武鉄道乗り鉄の旅

正月も少し過ぎたので、都内に初詣に行こうと考えた。そのついでに、東武のマイナー路線の亀戸線乗り鉄してみようと計画した。

まず伊勢崎線西新井駅大師線に乗り換え。緑の電車は名物にちなんで「草だんご電車」と呼ばれる。

初詣客に合わせた大師前駅のホームは、正月を少し外せばかなり余裕がある。

門前町の味わいのある店先を眺めつつ、

西新井大師に到着。

この年末にまたぬか床を作ったので塩地蔵に手を合わせた。

西新井大師に参拝。

大師線で西新井に戻ってから曳舟に移動。亀戸線のホームに初めて立つ。

折り返しの車両が入ってきた。マイナー路線と言っても大師線亀戸線も10分間隔で動いている。地方とはここが違う。

亀戸駅に到着。

人生で初めて降り立つ亀戸駅前。

翼の生えた三段亀の噴水。カメ好きの聖地だったとは。

少し歩いて亀戸天神に到着。このあたりで昼食をと思ったらかなり高い店ばかりなので、インバウンド復活と円安による経済効果を実感するなど(安く済ませたい場合は駅前にいろいろある)。

そして亀戸天神の境内へ。

拝殿に参拝。

撫で牛を撫でる。

手水舎も亀。

拝殿の向こうにスカイツリーが見える。

境内の池と太鼓橋。インスタ映えしそう。

帰りは錦糸町まで歩いた。亀戸と比べてそんなに遠くない。

さて次は半蔵門線で水天宮に、とも思ったが欲張りすぎなのでこれで帰った。

水天宮から清洲橋を渡って清洲公園へ、というルートはまたいつか。

遠出しなくても見られる埼玉のシギ・チドリ

休み前にはいろいろと計画を立てていた年末年始の休みだが、案外疲れるし地震や航空機事故もあり、妻子を連れて帰省もして、思ったほど出かけられない。それでもちょっとした時間に望遠レンズを持って出かけてみた。

前々から確認してあったハシビロガモスポットに行くと、ちょうど活動している時間帯だった。

カメラはニコン1V3、レンズはPF 300mm F4をFT1を介して取り付け。1 Nikkorの70-300mmが高性能だったのは確かだが、フルサイズ用の新しめの単焦点レンズも同等以上の写りだというのを実感。

ハシビロガモの食事風景。集団で水をかきまわして水面の水から独特の嘴で餌を濾しとって食べるらしい。

たまにはちょっとしたいざこざが起きる。真剣な目がおもしろい。

写真はこれを含め以後全てトリミング。換算810mmでも鳥にはトリミングが必要なのでズームは必ずしも必要ない。

この場所はカワセミもいるのだが、このときは見つけられなかったので別の場所に移動。

カワセミがいる池があって、いつも複数のカワセミおじさんが三脚と望遠レンズを前に椅子に座って待っているスポットがあるが、この日はいなかった。ついでにカワセミもいなかったのでそれではと近くの川へ。

近くにシギがいたので撮影。イソシギ

よくよく見るとシギ・チドリが結構いると分かった。写真はタシギ。

そしてイカルチドリ

淡水の水系で容易に見られるシギ・チドリは一通りいたらしい。他にハクセキレイセグロセキレイもいた。

自然を観察するのに大げさな場所に行く必要はなく、近くの場所も注意して見ればけっこういろいろいるのが分かる。

U2の'ONE'の和訳と解説

通勤途中でふと思いついてU2のアルバム、"Achtung Baby"を聞いた。久しぶりにきくとしみじみいいアルバムだと分かる。

3曲目の'One'はとりわけよく知られた曲。oneは1つという意味と同時に、人間を意味する言葉でもある。oneという言葉の多重な意味に思いをめぐらした歌詞と、悲し気なメロディがいい。PVは↓。

www.youtube.com

歌詞は、30年前に聞いたころはよく理解できなかったが、最近検索して再確認して、基本どういう受け取り方をしてもいいのだけど、「父親と、HIVに感染した同性愛者の息子の会話」というのがボノが歌詞で描いた世界だという。

しかし、この情報だけではなかなかこの曲を十分に理解することができなかった。特に不可解なのは、前半では上から目線で語りかけているのに、途中から被害者目線に変わるところ。息子に「愛は聖域、愛こそ超越的な法」と説教される父親というのがどうもイメージできない。

あらためて情報に当たり、「会話」という部分を見落としていたことに気付いた。つまり歌詞は一人の言葉ではない。

これに気付くと、歌詞は前半と後半ではっきりと話者が違うのが分かった。であればこの歌詞に不可解な部分はない。前半は父親で、後半は息子の言葉。もしかしたら、この歌詞の前に激しく口論をしたのかもしれない。あるいは、言葉を多く費やさなくてもいろいろと分かってしまう状況だったのかもしれない。

'One'という曲は"We’re one, but we’re not the same"というフレーズが知られる。「私たちは一つだが、同じではない」。だから何の努力もしなければ一つでい続けることはできない。あるいは無理に一つであろうとして不幸を招いてしまう。

歌の構造もまた、一つの曲だが、同じではない二人の立場の言葉が綴られていたという。気付いてみれば単純なことだが、なかなかに粋なことだ。

Is it getting better
Or do you feel the same?
Will it make it easier on you, now
You got someone to blame?

少しは具合よくなったかい?
それとも変わらないかな?
誰かのせいにできて
いくらか楽になったかい?

父親パートの出だし。家を出て、病をわずらって、それからようやく息子と話ができるようになったのだと思う。「誰かのせいにできて」というところは、歌の前に口論があって父親がさんざん責められた、という状況なのかもしれない。

You say one love, one life
When it’s one need in the night
One love, we get to share it
Leaves you, baby, if you don’t care for it

そうだよ、一つの愛、一つの命
夜を過ごすのに人が必要とするものだ
一つの愛を、私たちは分け合う
大事にしないと、なくなってしまう

ここの'you say'は息子が話した、というより、世間一般でそう言われる、という慣用句だろう。2行目の'one'は人という意味。

Did I disappoint you
Or leave a bad taste in your mouth?
You act like you never had love
And you want me to go without

がっかりさせたかい?
後味の悪い想いをさせただろうか?
お前は愛されたことなどなかったようにふるまい
私に愛を返すこともなかった

最後の1行は意訳。二人の間の距離の遠さが書かれている。

Well, it’s too late tonight
To drag the past out into the light
We’re one, but we’re not the same
We get to carry each other, carry each other
One

今夜ではもう遅いんだろう
過去を取り繕うとしても
私たちは一つ、だけど同じではない
私たちはお互いを支えあわなければいけない
お互いに

父親パートはここまで。息子に詫びるポーズをとっているが、上から目線で、最後にやっぱり説教しようとしている。

最後の'one'を「一つになる」とした訳も見かけたが、ここは'carry each other one'とひとつながりの英文ともとれる。支えあうことで一つになるのではなく、「同じではない」二人だからこそ、支えあわなければいけない、ということを強調しているのだと思う。

Have you come here for forgiveness?
Have you come to raise the dead?
Have you come here to play Jesus
To the lepers in your head?

あなたはここに許しを請いに来たのですか?
それとも死人を蘇えらせるためですか?
頭の中の「病人」のために
キリストを演じるために来たのですか?

ここから息子パート。父親に辛辣な言葉を浴びせる。

「病人」の部分は父親パート冒頭が病人をねぎらう言葉なので対になっているのだと思う。結局自分(息子)と向き合っていないじゃないかという指摘。

また、父親だと戦後まもなく生まれとかの年代だろうから、同性愛は治療すべき「病気」という認識だということもあり得る。HIVは病気扱いでいいが他の部分は病気じゃないぞ、という話。'dead'も父親の思い通りに生きていない自分をそう表わしているのかもしれない。

Did I ask too much? More than a lot
You gave me nothing, now it’s all I got
We’re one, but we’re not the same
Well, we hurt each other, then we do it again

いろいろと聞き過ぎて、もう答えられない?
あなたは何も答えないけれど、もう分かったよ
僕らは一つだ、だけど同じじゃない
お互いに傷付けてきたし、また傷つけあおうとしている

'then we do it again'、やり直す、というところだけど、やり直して傷つけあわないように、よりも、また傷つけあうはずだ、という方が流れとして自然かなと思った。

You say love is a temple, love a higher law
Love is a temple, love the higher law
You ask me to enter, but then you make me crawl
And I can’t be holding on to what you got
When all you got is hurt

「愛は聖域 愛は超越的な法」とあなたは言った
「愛は聖域 愛は超越的な法」
あなたは僕を招き入れる、だけど僕はそこで支配される
やってられないよ、あんたの望み通りになんか
結局あなたも苦痛しか残らなかったじゃないか

'temple'を直訳すると寺院の方がいいかもしれないが、建物としての寺院より、神の加護で守られた領域のことかなと思い、「聖域」としてみた。

そして、この部分が共感できて胸が苦しくなる。後半は逐語的ではなく、相当する口語として訳してみた。何度も聞くうちにこういうことだと思えたので。

One love, one blood
One life, you got to do what you should
One life with each other
Sisters, brothers

One life, but we’re not the same
We get to carry each other, carry each other
One
One

一つの愛、一つの血筋
一つの人生、やるべきことをしてくれよ
それぞれが持つ一つの命
姉妹たち、兄弟たち

一つの人生、だけど僕たちは同じじゃない
支えあって生きなければならないんだろう、支えあって――
お互いに
誰かを

息子パートのまとめ。'one'を連呼して、その中でまず、父親こそまずなすべきことをなせという。そして互いに支えあって、と父親パートと同じフレーズで閉める。支えあって生きなければいけないのは自分も分かってる。それにはまず、父親が誰かを支えるべきだったのでは、という問いかけに聞こえる。

言葉としては'other one'を引き延ばしているが、さらにもう一度'one'を繰り返すので、「一つ」だとか「人間」だとかの別の意味も想起されるようになっている。ここでは2番目の'one'は「誰か」にしてみた。

なお、'One life with each other Sisters, brothers'は姉妹、兄弟あわせて一つの命、という意味ではなく、それぞれの人間がもつ一つの命、つまりここでの命は複数の命をイメージしていると思う。だからこそ'but we’re not the same'につながるのではと。

Ooh-ooh-ooh
Oh-ooh
May we, may we, may we get
Higher
Oh, higher
(Ay, yeah, go) higher
(Oh) Higher

最後のこの部分は、父と子いずれかというより、もっと抽象的な言葉なのだろうと思う。歌詞の本編はどちらかというとグダグダだが、互いに支えあって生きるということを本当にやっていけるなら、より高みを目指すことができるのだろうな、というあたりを歌っているのかなと。

'Love is a temple'のあたりは最初からあまりいい意味で使われていないなと思ったが、やはりDV親の言動を示していると分かる。といっても成人した子供の人生は何もかも親のせいにはできない。子は子で至らぬところがあるのだろうなとも思う。

とはいえ、だから誰それが悪い、というまとめではなく、そんなおよそ完ぺきとは言えない人間でも、生きていく権利はあるし、できるだけ不幸にならないように努力すればもっといい、というようなことを歌っているのかなと思う。

最後に、歌詞はU2著作権があります。転記ミス、翻訳のミス等の責は当方にあります。

One by U2 (1992-07-28)

One by U2 (1992-07-28)

  • アーティスト:U2
  • Island
Amazon

アクトン・ベイビー

アクトン・ベイビー

  • アーティスト:U2
  • ユニバーサル
Amazon

浮島町公園に再度展開

12月30日、天気がよく暖かいので、また浮島町公園に行ってきた。まだ試したいことがあったのでちょうどいいチャンス。

前回よりちょっと遅く現地に到着。35mmレンズで撮影。やや傾き補正。

望遠レンズに変えて早々にスターフライヤーSEVENTEENタイアップ機が着陸。

ディズニー40周年767を600mmで撮影。しばらくは位置により日当たりが違っていた。

JALA350

300mmに2倍テレコンだと大型機は側面ははみ出すが、斜め前はいい感じに撮れる。といっても構図を決めるのが難しく、機体全体が画面に入りつつイケてる姿に、という撮影は大変。ノートリにこだわらずトリミング前提で撮るのでいいのではと思わないでもない。

追記:2024年1月2の羽田空港での事故機がこのJA13XJです。

フィリピン航空のA321。

キャセイパシフィックの777。

撮影モードが絞り優先で開放だということに気付かず、F4、1/8000秒で撮影。開放特有の周辺光量の低下が。

テレコンをつけてC滑走路のデルタ航空A330。機体が小さいなら地上とからめて撮ればよいというライフハック

ANAの737-800。

JALの787。撮影モードをシャッター優先の1/1000秒に設定して撮影。以後1/1000秒でISO感度を調整しつつ撮影。

エア・カナダの777。

前回も無線を聞きながら撮影していたが、羽田空港のタワーのC滑走路/D滑走路離陸の周波数だけをずっと聞いていた。タワーの周波数の区分が把握できたのでA滑走路の周波数を、と探してもなぜか聞こえない。帰宅後確認したら登録した周波数が間違っていたことに気付き、今回そのミスを修正したレシーバーを持参。無事手前の滑走路の着陸機との交信を受信できた。

これで、次はどの機体が着陸するのかをなんとなく分かるようになってきた。特に英語ネイティブの発音はすぐわかるので、外国便は詳細が分からなくても「何か来る」ということは気づける。外国便はある程度大型機なのでテレコンを外して待機して撮影。

なお、C滑走路の周波数は今回は聞かなかったが、2波同時受信のレシーバーがあれば両方聞けて便利だと思う。あるいはレシーバー2台持ち、イヤホンを左右で分けて聞くという手もある(現在IC-R6とMVT-7300の2台使えるので2波同時受信(物理)が可能)。

無線はアンテナもテスト。やはりIC-R6の付属アンテナよりエアバンド用アンテナ(今回はCMY-AIR1)の方が高性能と確認。それと、SRH103のような小型アンテナも実用にはなると再確認。

スターフライヤーのA320neo。

白系の色が多いエアラインの中で黒い塗装は貴重。黒塗装だと写真に変化が出る、というのもあるけれど、機体に地上の景色が反射されているのもいい。客席窓からこちらがどう見えているかが想像できる。向こうからは太陽を水面がギラギラ反射しているのが見えていると分かる。

ソラシドエアの737-800。機体後部の写真は何かとおもったら南阿蘇村のPR。

JALの767。600mmで撮ると後ろ姿もそれなりの絵になる。

ANAの787。300mmでは真横が撮れる。

ANAの777で鬼滅の刃ジェット。

J-AIRエンブラエルE190。国産リージョナルジェットを撮る機会はかなりしばらくないが、エンブラエルもかっこいい。

ANAの787。

JALの767。

C滑走路のアメリカン航空の787。トリミング。

ソラシドエアのナッシージェット737-800。望遠レンズの写真はトリミングしてもあまり不自然にならないので、トリミング前提で撮るのも一つの手。であればズームやテレコンは必ずしも必要ない。

トルコ航空の777。

スカイマークポケモンジェット

ANAスターアライアンス塗装の767。この時期なので14:45でだいぶ日光の色温度が下がってきている。

色づいてきたJALの787。

C滑走路に着陸するANAスターウォーズ787(R2D2塗装)。トリミング。

ベトナム航空の787。

ANAのA321neo。

このあと帰った。

あと1時間いれば光線状態が劇的に変わるのだけど、晦日で帰りの交通状況がよく分からなかったのと、子供が帰省してくる時間かなというのでやや早めに退出。

また天気がいい日があれば今度は日没までいたい。バスも16時以降本数が増える。