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新しいレンズとテレコンで浮島町公園チャレンジ

2023年12月27日、天気がよくてちょっと時間ができたので川崎の浮島町公園に行き、羽田空港の着陸機を撮影してきた。

前回行ったのが3月なので9ヶ月ほど過ぎている。その間にレンズを新しく購入したので、カメラは同じD700にして違いを確認した。

glemaker.hatenablog.com

レンズはニコンのPF 300mm F4。テレコンはTC-20E III。どちらも中古にしたので新品の半額以下で手に入った。大変コスパがいい。

ニコン1の70-300mmが壊れたのでその後継という位置づけで、テレ端で使う機会が多かったので300mm単焦点にした。PF300mmは電磁絞りだがD700は最新のファームで使用可能。アダプターでニコン1でもZ6でも使える。ただし、ニコン1ではテレコンは使えなかった。

到着してそうそうにD滑走路にスターウォーズラッピングのANAの777。

JALの737。600mmの焦点距離でちょうどいい。

ピントは、D700の位相差AFはF8のレンズに非対応なので、完全にカメラ任せにはできない。ピントリングを手で回して大まかにピントを合わせてからだとAFでどうにか合わせられる。このとき、PF300mmはAF-Sでいつでもピントリングを回せるので助かる。また、VRも強力で画像がピタっと止まるのでAFが迷いにくくなる。動きの速い戦闘機などだと難しいだろうけど、旅客機を撮影する分にはおおむね問題ない。

カワウ(?)の群れ。野鳥撮影も見越したレンズなので鳥も撮った。

C滑走路に降りるANAの777鬼滅の刃ジェット。

ANAの787。600mmではかなりはみ出す。

テレコンなしでは機体全体が入る。JALの767ディズニー40周年塗装。

JALの767。600mmでは斜め前が画面いっぱいになる。

スカイマークの737-800。

水中翼船。D滑走路の奥に入るギリギリで撮れた。

ANAのA321。600mmでちょうどいい。

ソラシドエアの737。300mmでは真横でもかなり余裕がある。

中華航空A330

ソラシドエアのナッシージェット宮崎。トリミングで等倍切り出し。

スターフライヤーA320。トリミング。

エバー航空A330

ANAの777。

上海航空の787。

海上保安庁のファルコン2000。トリミングの等倍切り出し。

中華国際航空のA330

JALA350

中国南方航空A330

ビスタジェットのガルフストリーム。意外に大きい。

中国東方航空A330

デルタ航空A350

フィリピン航空のA321neo。

ユタ銀行のガルフストリーム。平日なせいかビジネスジェットが多めだった。

ANAの787。600mmの画角にもう1機入っているのはトラフィックの多い羽田らしい光景。

人が少ないせいかハクセキレイが近くまで来たので撮影。

JTAの737。雲で日差しが遮られてきたのでこの辺でバスに乗って帰った。

バスを宮前で降りて稲毛神社に参拝した。

狛犬。35mmの単焦点レンズのF2.8で撮影。背景の玉ボケがいい感じ。このレンズは開放だと2線ボケが出るので1段絞った方がいいと思う。

上野東京ラインのおかげで川崎はすぐ行けるので、思い付きで羽田まで撮影に行ける。こんどは夕方までいてエモい光線状態の撮影に挑戦したい。

鉄道博物館

前の週末に鉄道博物館に行った。

https://www.railway-museum.jp/

交通博物館が閉館になって、大宮に鉄道博物館が開館してからかなり経つ。鉄オタであればすぐ行っていたであろうが、あいにくと鉄道への関心は交通機関、移動手段としてのそれしかない。テレビで見る分にはNHK中井精也氏の番組などとても興味深く感じるのだが、結局それも「鉄道写真を撮りたい」というより「その考え方を他の写真に活かそう」と考えてしまう。

それでも近くだから行こうと思ったこともないでもないが、コロナの流行で限られた事前予約枠でしか入場できない時期が続き、ようやく、当日でも券を買って入れることが分かり行くことにした。

大宮駅で埼玉新都市交通に乗り換え。40周年のヘッドマークがついた新型車両。

鉄道博物館駅で下車。埼玉新都市交通のタイヤを撮影。初期は左のウレタン充填のノーパンクタイヤだったが、現在は右のランフラットタイヤになっている。

入場していきなり、新橋横浜間を走っていたSL。1872年開業からもう151年も過ぎている。

交通博物館で鉄道開業100周年記念の特別展で展示されていたのではとおぼろげに記憶する。次に見るのが半世紀後とは。

昔の列車の車内。『銀河鉄道999』っぽい。

クハ181。近くにこんな電車が走っていなかったので鉄にはまることはなかったが、さすがにこの電車はかっこいいと思っていた。近くで見ると胸がときめく。

交通博物館の前に展示されていた0系新幹線が今はここにある。写真はピントが甘くなってしまった。

新幹線の台車。

在来線の狭軌と違い新幹線は標準軌ですよという展示。常々思うのだが、在来線はこのわずか1067mmの狭いレールの上を120km/hぐらいで走っている。その全ての状況で車両の重心がこの狭い範囲に収まっているというのはにわかには信じがたい。標準軌だって乗用車のトレッドよりちょっと広いぐらいだ。

これも、台車の現物を見れば一応納得できる。電車の重量のかなりの分は台車に集中していて、重心はもともとかなり低いところにある。なので、電車で乗客が片側に寄ったぐらいでは倒れない。

200系新幹線。中も見られて懐かしかった。

そうそう見られないので下からも見た。写真は先端のエプロン部分。

EF55電気機関車。戦前から東海道線の特急を引っ張っていたとある。戦時中の三菱の技術者が横須賀に打合せに夜行列車で行ったと聞いたが、SLではなく電気機関車の可能性もあるのだろうか。

別の部屋に0系新幹線の展示があるのに気づかず外へ。

183ランチトレイン。近くの売店で駅弁を買うと中で食べられる。車両は20年ぐらい前に上野駅ホームライナー古河でよく乗ったやつだと思う。

てっぱくひろば。滑り台が北陸新幹線

E153系の2階建て新幹線。『ウルトラセブン』に合わせて「マックス号」と呼んでいたがいつのまにか退役してしまっていた。

仕事ステーションというフロアで、「はやぶさ」のモックアップ山形新幹線が展示されている。

車両が引き込み線のレールの上に並んでいるということに気付いた。車両解体工場の跡地なのでそこにあったレールを利用していると分かる。

ビューレストランで昼食。暑くて塩味のラーメンが美味しい。

トレインテラスから電車を眺められる。

風がなく大宮やさいたま新都心が霞んで見える。

2階で模型を見て歩く。さすがにCSP311シルビアを一度にこんなに運ぶことはないだろう。

車両ステーションを上から。インスタ映えスポット。

転車台を置くことで車両が角度をつけて並べるようになっていてエモい。

鉄道模型ジオラマ

科学ステーション。展示は子供向けの基本的な内容。窓に「窓から見える本物の鉄道で確かめてみよう」と書かれているのがすごくいい。

北端のミニ運転パークと交差する新幹線と高崎線

パノラマデッキ。

展示を一通り見たので埼玉新都市交通で移動。加茂宮から歩いてステラタウンへ。

富士重工の工場だったことを示す碑を見つけた。

鉄道博物館は近場で運動を兼ねていくのにいい場所だなと思った。また、開業当初ほど混んでいないので、何かのついでにふらっと寄ることもできると分かった。

ビデオカードをRTX4070に交換

約3年前にVRフライトシムをやるためにビデオカードをGTX 1660Tiに変えた。

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さすがに3年近く使えば交換してもばちは当たるまいと、より高性能なRTX4070に変えることにした。

製品を選ぶのはあまり悩む必要はなく、GPUを決めてASUSのラインナップから探せばいい。

www.asus.com

上記、TUF Gamingを選んだ。ファン3連はなくてもいいが、2連のDualでも困らないと思うが、値段を見ているとDualの方が変動が激しく、買おうとしたときにTUF Gamingより1万円以上高くなっていた。

一方、手元のケースはビデオカードのサイズを制約しないように選んでいたので、ファン2連より3連の方が安いならそれを選ばない理由はない。それではとポチった。

製品が届いたので箱を撮影。

まずGTX1660Tiのカードを外す。

3年近く使ってもあまりホコリが溜まっていない。まだまだ使えるので用途は検討中。

そしてRTX4070のカードを開封。でかい。

カードを差し込む側から。

裏面。保護フィルムはあとで剥がした。

カードの手前側。

ビデオのポート。HDMI×1とDP×3。

取付完了。4070の場合電源が8ピン×1なので助かる。右下に付属のつっかえ棒を配置した。

PCは無事起動。GPU-ZでRTX4070を確認。

FF14ベンチは14710。GTX1660Tiが8097だったので1.8倍になった。しかしこのベンチマークでは今回のビデオカードは性能が飽和してるっぽい。

3D MARKではトータル17394。GTX1660Tiのときは6674なので2.6倍。Graphics scoreだけで比較すると6153→18283で2.97倍。実際に値段も3倍ちょっと違うので相応の性能の違いを確認できた。

VRフライトシムをやってみると、今までは頭を振ったときに視界がカクついてくる傾向があったのが、かなりスムーズに見えるようになった。これで没入感がだいぶ違う。フライトシムのためのPC拡張計画はこれでひと段落ついた感じで、あとはパーツに寿命が来たら入れ替えを考えればいいと思う。

そして、NVIDIAGPUの使い道と言えばもう一つ、AI。Anacondaとか入れるだけ入れてある。それにStable Difusionもインストールして、ローカルでAI画像をどんどん生成できるようにした。

適当に生成してこんな感じ。

がんばればAI絵師になれるかもしれないが、同じ頑張るなら自分の絵に力を入れたいのでこの辺で保留。気が向いたら再開する。

柴又帝釈天

少し前にTwitterで映画『男はつらいよ』の話題が出た。そういえば1作目は短くまとまった面白い映画だったよな、と思いネット配信を見た。確かに面白いし、ドラマもよくできていた。

12月ともなれば秋の行楽シーズンもひと段落なので、この機会に柴又に行ってみようと思った。

旧古川庭園から上中里駅に戻り、京浜東北で一駅。田端で向かいの山手線に乗り日暮里で京成に乗り換え。各駅で高砂まで移動。ちょうどいい機会なので金町線も乗ってみようということでこのルートにした。

高砂で柴又線に乗る。3駅しかない短い路線だが、4両編成で15分に1本程度走っている。

一駅乗って柴又下車。駅前に寅次郎の銅像が。

寅次郎を見送るさくらの像もある。

余談だけど、昭和の時代は「さくら」という名前は珍しかった。満開の時期はきれいだけどぱっと散るのが縁起がよくないと考えられていたようだ。また、戦後ソメイヨシノが各地に植えられて一斉に咲くようになったが、それ以前は桜は今ほど一斉に咲かないし、花だけではなく葉もある程度生えていたので、今ほど華やかなものでもなかった。

そんなわけで「さくら」が女子の名前として定着するのは平成も10年ほど経過した後のことだった(なぜ定着したかはあえて書かないw)。

帝釈天の方に歩くと踏切が見つかったので行って撮影。映画もこのあたりから撮影したカットがあったと思う。

帝釈天安置の碑。日蓮宗とは聞いていたが南無妙法蓮華経とあるので納得。

参道を歩く。

そして帝釈天にに到着。鐘楼では自動で鐘が鳴っていた。

帝釈堂に上がらせていただきお参り。帝釈天とは軍神インドラのことという。

線香も焚かせていただく。

観音菩薩像。明治に富士山頂からこちらに遷されたものという。

昼食はどうしようかと歩いていて柴又まちの駅というのを見つけてそこでいただいた。続いて柴又公園へ。

柴又公園は、江戸川のスーパー堤防をここだけ先取りして作られた高台らしい。上から江戸川と千葉県の河岸段丘が見える。写真の中心あたりが矢切の渡し

公園の地下が寅さん記念館と山田洋二ミュージアムだった。両方とも見学。中は「とらや」と隣の印刷所が再現されていて「労働者諸君!」とつい呼びかけたくなった。印刷所は映画の展示というより活版印刷そのものの展示になっていた。

入場券は近くの山本亭の見学も含まれているのでそちらへ。紅葉がいい具合に紅葉している。

立派な洋間があった。

座敷に座って庭を眺めながらゆっくり休憩できる。

ガラスは微妙に波打っているいわゆる大正ガラス。手作業で作るものなので、この大面積のガラスを何枚も使っているというと、山本亭が莫大な費用をかけて作られた邸宅だということが想像できる。

帰り道に地面にラッコの像を見つけたので撮影。

川魚料理屋の正月飾り。若干トリミング。

柴又駅から金町駅に移動。常磐線に乗り換えて帰った。

柴又線は初めて乗るし、金町で常磐線に乗るのも初めてだった。

こういう無理をしないマイクロツーリズムが自分に合っていると思う。次に来たときは川魚を食べたい。

旧古河庭園

旧古河庭園の紅葉が見ごろだというので12月2日に行ってきた。

10時ぐらいに上中里駅に着いて旧古河庭園へ。まだあんまり人がいない。

何年かぶりに中に入って洋館を撮影。アニメでもここをモデルにした洋館がいくつかある。

洋館の前からバラ園。この時期は階段からは撮影できない。これ以上混んだ場合の安全のため。

バラ。マクロレンズも持って行ったが標準ズームしか使わなかった。

池の方に行くとツワブキの花の時期だった。

庭園の池。風がなく水面に青空が映っている。

洋館の前の逆光の紅葉。この時期は太陽が低いので逆光で透過光の紅葉がきれい。

ちょうどリュウゼツランが咲いている。この花を咲かせるために植物が蓄えた糖分から作った酒がメスカルやテキーラ。この品種が酒に適するかは知らないが。

洋館の中も見学可能だったので初めて入った。公園の入場料とは別料金。カメラを持っていたので再三「撮影禁止です」と言われたが、デジカメが普及した現在カメラをぶら下げて歩くということはそういうことを言われ続けるのが宿命と考えよう。念のためキャップをして、構えることもせず、であればそれ以上は言われない。

バラの艶のある葉が太陽を反射すると玉ボケが得られると気づいた。

旧古河邸は古河財閥の屋敷だが、その収入源の一つが足尾銅山だったことを考えると、鉱毒事件が地元だった者としては考えさせられる。といっても足尾銅山は閉山になり、それでも鉱山は排水の処理を現在も続けて下流の汚染を防いでいるので、鉱毒事件は過去のことであり、現在はこれも歴史上の遺産の一つでしかない。

一般に組積造の建物は地震に弱いが、おそらく石材をたっぷり使ったためであろう、この洋館は関東大震災で崩れることはなかった。日本に定住し数々の建築を残したジョサイア・コンドル氏の偉業。

今また、日本に来て大和撫子を目指す英国人女子がいるが、彼女はスコットランド人ではと言われているのでイングランド人とはまた違うか。その名をエミリー・スチュアートという。

松戸駐屯地創立71周年記念行事

昨日2023年11月25日開催。2017年以来6年ぶりに行ってきた。

松戸駐屯地は新京成の元山やくぬぎ山駅に近く、自衛隊の駐屯地としては珍しく交通至便な場所にある。しかし、駐屯地祭はあまり派手ではないので、他の予定と重なるときには他を優先させてしまい、行くのは数年に1度となっていた。今年はコロナ空け久しぶりで日程も重ならないのでぜひ行こうとなった。

正門から入場するとゆるキャラ。左からかまたん、けいちゃん、しんちゃん、松戸さん。写真はトリミングあり。

戦時中飛行場だった名残の格納庫。まだ倉庫として使われている。

招待席の後ろに陣取ったので椅子を撮影。1995年3月納入という28年も使われている椅子。納入は商社の丸紅を通しているので、今の感覚からするとかなり高額なものだったと推測されるが、30年は余裕で使える(今後もまだまだ使える)ということを考えると悪い買い物ではなかったと思う。

税金の無駄使いとかいって備品の購入がいろいろと変わってきているが、安いからといって使用目的に十分かなっていなかったり、初期投資だけ考えて耐久性に問題があるものを買わされたら悪い結果を招く。コストはライフサイクルで考えようとか、長く使えばSDGsにかなうとか、今はまた、目先の価格にとらわれない思慮のある物品購入が求められていると思う。

などと考えたが、ここ松戸駐屯地は需品学校、需品教導隊、関東補給処松戸支処があり、自衛隊の物品購入の最前線である。私のような素人考えよりもっと先を行く仕事が日々行われているであろう場所。

ここには第2高射特科群もいて中SAMが配備されている。といいつつ展示されていたのは高射学校の中SAM。奥のレーダー車は第2高射特科群の車両だった。

需品教導隊の浄水セット。

需品教導隊は略すと「儒教」で、違う意味になってしまうのが味わい深い。

野外入浴セットの足湯はいつもの展示。写真はそのボイラー。

自治体側から救急車、パトカー、工番車の展示もあった。救急車は右側のスライドドアの中にバールや斧などレスキューの道具が入っていると知った。

松戸駐屯地は木造の建物がまだ多く残っている。他にコンテナやテントが物品の保管に使われている。駐屯地内は施設の更新が進められているが、こういった建物を建て替えて隊員が安全で快適に働けるようにするとそれだけで防衛費の増額分は消えてしまう。GDP2%といった防衛費は健全な国防のためにはどうしても必要な出費だと改めて思う。また、施設の更新は今後長期のストック効果となるので価値ある投資と言える。

10:30から式典開始。写真は執行者による巡閲。

式典のあと高射校音楽隊の演奏。それから訓練展示。災害発生という状況が開始され、煙が焚かれてそこにUH-1Jが飛来。状況把握のため隊員2名を降ろす。

被災現場に走って向かう隊員。

さらに多くの隊員の派遣を要請。偵察バイクも被災地に向かう。

軽装甲機動車も展開。

消防車と救急車も到着。

崩れた建物から要救助者を救出。後ろでも一人運ばれている。

自衛隊が救出した要救助者はUH-1Jに乗せて搬送。

発災から72時間を想定した人命救助が終わり、続いて被災者の生活支援のための災害出動。

奥では給水車が展開。

ボランティアと協力して野外炊具1号(22改)で用意した温食を被災者に配布。被災地での民間人の協力を前提とした展示が新鮮だった。これは実際の災害派遣の経験を反映しているとのこと。

奥は野外入浴セット。たった30分で人命救助と生活支援を手際よく再現していた。

なお、災害派遣に全振りした展示で中SAMの出番はなし。

訓練展示の後は体験試乗を見に行った。写真は高機動車

そして軽装甲機動車

10年以上前なら式典の後に並んでも乗れたが、今は整理券がすぐ終わってしまいこの時間で乗るのは無理。

軽装甲機動車の試乗は昔はもっと緩かったのではと過去の記録を確認したら、やはり限定40人とかで、単に来場者が少ないから乗れたのだと判明。むしろ今の方が定員が多いと分かった。

駐屯地内にある踏切。その先は一般人立入禁止。

線路沿いはセキュリティ上の弱点になり得るため踏切にゲートがあり鉄条網も見え守りは厳重。

踏切を見に行って広報展示室の存在に気付いた。不覚にも長い間知らなかった。中は歴代の自衛隊の制服や旧軍の物品の展示、さらに海外派遣の展示があり貴重なものばかりだった。

武器学校・土浦駐屯地開設71周年記念行事

2023年11月12日開催。

去年記念行事が復活したものの、参加者事前応募のため応募するも落選して行くことができなかった。今年は制限なしなので行ってきた。

天気は10℃以下の曇り~雨で真冬の寒さ。冬の服装で行ったので無事だったがうっかり軽装で行ったら危ないところだった。

今年は駐屯地内に一般駐車場がないということで、早めに出発して8:40ぐらいには予科練平和記念館に到着。しかし既に満車とのことで現地で隊員に阿見町総合福祉会館さわやかセンターに案内された。こちらは問題なく置けたが、バスを2台見送って3台目に乗れ、入場したのは9:40頃と1時間ほどロスした。雨なら9時前に着けば置けるかも、と期待したが武器学校は予想以上の人気だったので次からはさわやかセンターに直行しようと思う(また中に止められない場合)。

以下当日の写真。

入場がやや遅くなったのであまりいい場所が取れず、端の方から車両を狙うことにした。雨は装備アトラクションの時間帯が一番強く、16式機動戦闘車もこの通り雨の中。

一般公開はこれが最後となる203mm自走榴弾砲

同じく動く姿は見納めになる74式戦車

本州の戦車が大幅減勢になるため74式ほどは作られない予定の10式戦車。

AAV7。

78式戦車回収車。

90式戦車回収車。

11式戦車回収車。3種類の戦車回収車を一度に見られるのは武器学校だけ!

74式戦車の引退セレモニー。空包射撃を、ニコンZ6の高速連射H+モードで撮影。どうにか火焔が撮れた。

90式と10式が相次いで空包射撃。「車両の特徴を示すために動き出してから撃つはず」という予想は当たったが、連射の判断が遅れて発砲炎は撮り逃す。

99式自走155mmりゅう弾砲の空包射撃。203mm自走榴弾砲の引退セレモニーで、203mmは空砲を撃たずこちらが撃った。頑張って撮ったが火焔は見られず。

走行中の写真がブレブレだったので装備品展示でちゃんと撮った90式戦車

まだ「これで引退」という実感が掴めない74式戦車。動いている姿は見られなくなる。

74式戦車がベースなので近く見られなくなるであろう78式戦車回収車。

その左側面。大戦中の自走砲(ヤクトパンターやSU-85)の趣がある。

最新装備の19式装輪自走155mmりゅう弾砲。今はレーダーで大砲の発射位置はすぐ分かってしまうので、射撃した後迅速に陣地変換する必要がある。なら車両と一体化してしまえという大砲。大砲の重要度はウクライナの戦場で確認されたため現在最重要の装備の一つ。

車両はMAN社の車両を日本製鋼所ライセンス生産。大砲は99式自走砲のものを改良とのこと。

見納めとなる203mm榴弾砲

柵の中の展示だったので人が邪魔にならず真後ろから撮れたFH70。タイヤがあるのは陣地変換を素早く行うためだが、ついにこのような変形すらせずトラックから直接撃てるようになった。

88式地対艦誘導弾。通称「ほむほむミサイル」だが、奥の12式地対艦誘導弾が配備されているものの、まだ見られた。

装備品展示は例年グラウンドだったが、イベント会場のすぐ近くになってイベントと一緒に楽しめるようになった。イベント会場は銃器の展示コーナーもあった。写真は新しく採用された9mm拳銃SFP9。

20式5.56mm小銃も見ることができた。

89式戦車と3式中戦車。89式が自走可能になったのは15年も前だが、今はまたこの位置で休眠中。

退場してバスでさわやかセンターに戻った。バスは東部方面隊のバスが使われていたので撮影。観光バスなのに自衛官が運転していて何かと思ったら自衛隊の車両だったという。

またも武器学校は濃密な行事だった。