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ぬか床再起動

2021年にぬか床に挑戦し、ある程度美味しい漬物を味わうことができたが、年末にはぬか床が耐えがたい臭いになったので廃棄した。

glemaker.hatenablog.com

それから2年ほどぬか床のない生活をしていたわけだが、他の漬物、ザワークラウト、梅干し、白菜のお新香は順調に成功し持続して作っているので、ぬか床も再挑戦してみたくなった。そして、生ハムの原木コピペを見ては「俺だってうちに帰ればぬか床がある生活があってもいい」と感じていた。

そこで昨年の年末に再挑戦することにした。

冬だから失敗の要素が少ないであろう、というのと、毎日かき混ぜなくてもいいので楽というので冬に始動した。冬に成功するなら夏には冷蔵庫に入れれば同じだ。

2021年の教訓を様々に活かした。

まず、前回の2Lのプラ容器はぬか床による浸食が激しいので使わず、新たに4Lのホーロー容器を入手した。化学的な耐性は梅干しにも使えるタフさがある。四角い容器は寸法的には2Lに対してせいぜい3割増しなので冷蔵庫に収納可能。

4Lの容器であれば、1kgのぬかと1Lの水と漬け込む野菜を入れてもまだ余裕がある。

ぬかの入手ルートも複数確認した。下記3通りある。

  1. JA直売所で500g10円、あるいは1kg50円等で購入する
  2. JA直売所が「ご自由にどうぞ、ただし1人1袋」と配布しているものをもらってくる
  3. JA直売所併設のコイン精米機に「ぬかはご自由におもちください」とあるのでそれをいただく

「街の米屋」は地方都市ではほぼなくなって、JA直売所がその代わりになっている。ここでは玄米を都度精米して販売しているので、ぬかは廃棄物として常時出てくる。無料配布と言っても移動のコストがかかるので無料ではないが、どのルートも格安なので、漬ける野菜と同時に入手可能。

「炒りぬか」を商品として売っていることもあるが、これはめったに見かけない(近所のドラッグストアで普通に売ってました。500gで98円)。ぬか床の元を買ってくるのもいい。自分は単に自作PCのノリで素材から作っているだけ。

marron-dietrecipe.com

作り方はまた上記サイトを参考にした。他の情報も参照して塩水を沸騰させる工程は略して、塩と電子レンジで加熱したぬかを混ぜて水で練った。冬でも2週間ぐらいでぬか床が完成し、大根やカブといった冬野菜を美味しく漬けることができた。

そして、改めて見て、前のぬか床が悪臭を放っていた理由に気付いた。手本ではだしパックに煮干し類を入れている。これだ!

煮干しをそのままぬか床に入れたところ、程なく煮干しが崩れてぬかと一体化した。やがて魚のタンパク質は変性して悪臭を放つようになった。このシナリオの蓋然性が高い。

だしパックに入れて定期的に交換する場合、だしパックからぬか床には水溶性の成分だけが出ていく。要するにアミノ酸かペプチドに分解された分だけが出ていってぬか床にうま味を加える。分解されなかったタンパク質はだしパックごと取り出される。この理屈だと将来的にも悪臭は出ないはずだ。

「だしパック」はなかなか手に入らないので「お茶パック」を使っている。

写真は一週間漬けた大根と2か月漬けておいたニンニク。

前回の大事な教訓はもう一つある。塩加減の調整だ。野菜を漬けると浸透圧で水分が出てくるから、ぬか床は水っぽくなり、塩分濃度も下がる。

水については、最初の写真のように隅に穴をあけておくとそこに水がしみ出すから、スポイトで除くことでぬか床の固さを維持できる。

しかし、それだけだと塩分がどんどん減って、やがてセメダイン臭がしてくる。前回は産膜酵母で真っ白になったこともあった。

塩をこまめに加えて塩分濃度を維持しないといけない。しかし、現在の塩分濃度も、望ましい塩分濃度も分からない中で細かく調整することは不可能だ。

ようやくこういう問題意識を持つに至り、改めて調べて塩分濃度計が安価に手に入ることを知り、5%まで計れる製品を買った。

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上記などで望ましい塩分濃度は5%前後だというのを把握。

ぬか床の隅に溜まった水の濃度を塩分計で測り、5%を下回っていたら5%になるように塩を加えれば、5%までしか測れない塩分計で十分にぬか床を管理できる。

で測ってみると、セメダイン臭対策で大量に塩を入れたはずなのに4%以下の数字が頻発した。全体で2.5kgほどのぬか床なら25g塩を入れれば5%に戻せる計算だ。塩分計のおかげで簡単に塩加減を調整できる態勢ができた。

もう春なので、新たに直売所に並ぶ春野菜を漬ける楽しみができた。

なお、自分にとって漬物は完全に科学の領域。材料を計って処理すると野菜の微生物が活動して漬物ができる。ワクワクする体験でしかも漬物が美味しい。

一方で漬物自作勢にはオカルト的な言説もはびこっており、こういう勢力とは距離を置きたいと思う。オカルトとフードファディズムは現代人を蝕む悪しき領域。健康管理と美味しい料理はほぼ100%科学の領域で、科学的知見や伝統的文化を超えた過剰な意味づけは不要(特に食べ物を善悪に分けることは完全に無用)。

現代は不寛容の時代で、誰もが失敗を恐れている。イラストもそうで、驚くほど線が少ないラフ画をネットで見かける。ラフ画はラフなんだから、無駄な線、失敗した線がいくらあってもいい。間違った線を大量に引くからこそ、正しい線が見える。しかし、そういった間違いだらけの線の入ったラフはなかなか公開されない。しかし、北沢志保が歌うように「間違いの先に正解がある」のもまたこの世界の真実。重要なのは単に失敗しないことではなく、失敗とどう向き合うかだ。

こうして、「まあ家に帰ればぬか床あるしな」という生活が新たにスタートした。

春日部八幡神社と玉敷神社

気分転換にGoogle Earthを見ていて、野鳥の撮影によさそうな森を探していたところ、春日部八幡神社を見つけた。

近場の大きい神社は全部把握したつもりでいたが、ここは全く知らなかった。

さっそく行ってみた。

まず隣の春日部稲荷大明神に参拝。

階段を上っていると不意に地域猫が現れたのでとっさに撮影。宇宙猫が神社を背景にしたみたいな写真になった。

24-200mmの高倍率ズーム、親指AF、シャッタースピード1/125秒からISO感度が上がるように設定にして手振れ防止、というカメラの準備でチャンスを活かすことができた。

稲荷神社の他にいくつも神社がある。いずれも山の上にあり、山は浜川戸砂丘という砂丘とのこと。このあたりにいくつかある河畔砂丘の一つ。神社は特徴的な地形にあることが多く、この神社もそう。

もう2月なので杉の木がとてもいい色になっている><。

八幡神社は立派な参道の奥にある。

立派な拝殿。脇の社務所は建て替え中。お守りや御朱印は臨時の場所に移動。

樹齢700年のご神木。

手水舎。

力石。

翌日は騎西町の玉敷神社に行ってみた。隣の玉敷公園の藤が見事で花の時期はかなり混むが、それ以外ならあまり人はいない。

茅葺の神楽殿

日本酒「力士」が奉納されている。力士は地元の釜屋のブランド。以前はテレビでCMを打っていたと記憶する。騎西町の酒だったとこのとき知った。

www.rikishi.co.jp

北関東の酒蔵は醸造を外部に委託してブランドだけ残すことがあるが、釜屋は騎西町醸造している歴史ある酒蔵。

年度末の忙しいときは近くの神社仏閣に行くといい休日を過ごせる。

運動しても痩せないので食事を減らしたら痩せた話

結論を言えば、ダイエットに成功する方法は食事で取り込むカロリーを減らすこと。体のエネルギー消費に対して摂取するカロリーが低ければ差分は体脂肪から補われ、脂肪が減ることにより体重が減少する。

アニメ『豚のレバーは加熱しろ』の主人公、豚さんは自分の人間時代をこう言う。「眼鏡ヒョロガリクソ童貞」。眼鏡ヒョロガリはそのまま自分の自己イメージそのもので、長い間「私、いくら食べても太らないんだ♡」という認識でいた。

しかし人間、いつまでも「眼鏡ヒョロガリクソ童貞」ではいられない。加齢とともに代謝が低くなり、いずれは消費カロリーが摂取カロリーを下回るようになる。

自分には2019年にその時が来た。腹囲と中性脂肪メタボリックシンドロームの目安、それぞれ86cmと150mg/dlを超え、メタボ予備軍になってしまった。自分の身体の変化に気付かぬまま好きなように飲み食いして、気付けば隠れ肥満である。

2019年は講習を受けて、甘いドリンク類や間食を控え、食事も少なめにして頑張って数値を改善したが、翌年以降メタボの境界線をしばらくさまよった。

勤務先が変わって歩く量が増えたがそれでも不思議と体重は減らない。通勤だけではなく、カメラを持ってあちこち出かけて歩くことを心がけても全然減らない。顔を触ればふっくらしているし腹も肉がたるんでくるし。どうしたものか。

去年7月にコロナにかかって体重が落ちた。それを維持できるかと思ったら簡単に元に戻ってしまった。

glemaker.hatenablog.com

そして考えた。

昼食のカロリーを半分に減らすぽん。

昼食をずっと外食にしていたのだが、毎日なか卯で食券を買って空席ができるまで待つ食生活に疑問を感じ、別におにぎり2個ぐらいでもいいんじゃないかと、思い切って昼食を減らすことにした。

11月から食事を減らしてやがて冬。上のグラフにあるように体重や腹囲が減り、中性脂肪も150を下回り、おまけにHbA1cも下がって正常値になった。

日々体組織計で測ってスマホに転送している体重もこの通り。明らかに冬に向かって減少傾向になっている。

体重を減らすのは簡単な話だ。摂取カロリーを消費カロリーより少なくすればいい。理論はこれ以上ないくらいシンプル。

この方法が正しかったことは、ハーマン・ポンツァー:『運動しても痩せないのはなぜか』を読んで再確認できた。強いて言えば、断食のような極端なことはしなくてよかったということ。極端な食事の制限は体を飢餓モードにしてしまい、代謝が落ちて痩せにくくなる上に、食事の欲求が増して簡単にリバウンドしてしまう。

詳しいことは本を直接読んでいただきたいが(ダイエットだけでなく人類そのものへの理解がぐっと深まる)、ヒトの1日の消費カロリーはホメオスタシスの働きにより日々ほぼ同じに保たれていて、運動をしてもしなくてもほとんど変わらない。運動でカロリーを消費すると他のカロリー消費が抑制され、結果として総量は同じになる。だから、体重を減らすためには摂取カロリーを減らし、不足を体脂肪の消費で補うようにするしかない。

細かいところでは、脂肪は案外簡単に燃焼できるので、「糖質制限」などというものはほとんど無意味だという話(医師が指導する場合は別)。もし摂取カロリーが多ければ糖質は脂肪に変わり蓄えられる。消費するときは糖が不足してくれば脂肪が代わりに使われる。人体の脂肪はエネルギーの貯金なのだから、引き出すのはそれほど難しくない。ごはんの量を減らしたり食べなかったりしても、代わりに脂質をとればカロリーは間に合ってしまう。例えば肉だけ食べてご飯抜きにしたところで、肉の脂身が糖の代わりに燃え、余ったカロリーは脂質として蓄えられる。脂肪は糖質の倍もカロリーが高いので、わずかな量でも間に合ってしまう。あくまで、体重のコントロールで重要なのはエネルギー収支の量的な話だ。この本では糖質制限ダイエットといいつつ実質的に摂取カロリーが減っているならそれでいいのではとある。もちろん減っていなければ無意味だ。

血糖値と中性脂肪も、両方合わせて血液が身体に運ぶ燃料ということで、血糖値が多すぎるとタンパク質を硬化させていろいろ害があるので基本的に低い値に抑えられていて、中性脂肪を血中に流すことで補っているらしい。全部を脂肪にできないのは脳のように糖しか使えない器官があるため。

健康診断でメタボ回避に成功したが、体重を65kg台にしたいのでもうしばらく少なめの昼食でやっていく予定。おにぎり2個とゆで卵1個の組み合わせが自分にはちょうどいい感じ。

北沢志保のように痛みと仲がいいのはよくないが、空腹とは仲良くした方がいい。ヒトは長年飢餓に耐えて生きてきた。寝る前に「ちょっと一口」などと食べなくても死にはしない。

それでも夕方空腹が気になるときは、「ひもじさに耐えられぬ時は、これを食べるがいい」ということでシリアルバーを1本カバンに入れている。

なお、運動をしても痩せるわけではないが、減った体重を維持したり、QOLを高めるためには運動は必須というのがハーマン・ポンツァー氏の見解。自分としては走るより歩く方が向いているので、できるだけあちこち歩きたいと考えている。重いカメラを持って歩くのは立派な運動で、これを誰もスポーツだと認めてくれないのは実に不思議だ。

水天宮から清洲橋を渡って清澄公園へ

1月14日に西新井大師亀戸天神に参拝して、その後行こうとして断念したコース、水天宮から清洲橋を渡って清洲公園へのルートを2月10日に歩いてきた。

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地下鉄半蔵門線で水天宮前へ。仕事で何度か来たことがあったが、「水天宮って何だ?」と常々疑問に感じていた。

以前使っていた東京シティエアターミナルの方ではなく、水天宮の方の出口から外に出ると、すぐ左が水天宮。完全にビルの谷間にあるので、「ここに神社がある」と事前に知っていないと見逃してしまいそう。

東京の水天宮は久留米の水天宮の分社で、藩主有馬頼徳が江戸の屋敷に開設したもの。地元住民の要請で毎月5日に一般開放するようになったとwikipedia情報。

昭和40年代に二階建てとなり、2016年に今の社殿が新築となった。

神社はRC造の建物の2階にあり、建物ごと免震構造になっている。免震構造はいわば地面から建物をフローティングマウントしているので、大地震のときは動く。この変位を吸収する遊間が植え込みになっている。

建物を2階に上がると神社が。

天気がよいせいか参拝者は多く、けっこう並んだ。

弁天様も人が並んでいる。

水神様を祀る神社なので手水舎は龍。

灯籠も龍。金網に賽銭をねじ込む人が絶えないようだ。

建て替えられたばかりの神社なので、都会の風景の中で金色に輝いている。

水神様を祀る神社なので河童の像。

子宝いぬ。安産にもご利益があるとのことで、子供を連れてお礼参りに来ている人もかなりいた。

ふと「『水天宮』は『雨宮天』と字面が似ているなあ」と思ったがアクアは水の神であるので特に問題はない。

水天宮の次は箱崎ジャンクションを撮影。

無事箱崎星梨花箱崎ジャンクションも撮影。

箱崎ジャンクションから少し歩いて清洲橋が見えてきた。こちらからアクセスすると想像以上に大規模な橋。

船で何度かくぐったことはあるが、渡るのは初めての清洲橋

永大橋、両国橋などとともに、震災後の復興事業で架けられた橋。アイバー自定碇吊橋という独特の構造型式。ドイツのヒンデンブルク橋を参考にしたとされる。

ネットではなかなか写真が得られず、自分で行って初めて分かるセンターステイ部分。

小名木川に架かる萬年橋。

下流側の橋梁。隅田川大橋、永代橋中央大橋

隅田川の向こうにスカイツリー

上流側の新大橋。

清洲橋を渡って左岸側から。

清澄公園から清澄庭園へ。

ちょうど昼時だったが食事ができるわけではないので、東京シティエアターミナルで弁当を買ってここで食べればよかったな、などと思う。

池にはカエルの卵が。もう春が近づいている。

野鳥はキンクロハジロホシハジロが多数。他にヒドリガモカルガモもいた。

清澄庭園岩崎弥太郎が買い取った土地で、大名屋敷時代の庭園を整備したもの。関東大震災の後土地の東半分を公園として都に寄贈。西側は昭和になって都が買収し、都市計画に基づいて庭園を再整備して有料で公開するようになったもの。

震災で建物が消失したり、戦後盛土して資材置き場になったりしたというが、現在は他の大名屋敷の庭園と同等の見事な庭園になっている。池にある「涼亭」は震災や戦災を免れて今に残る建物という。

庭園を出て清澄白河駅の方に歩くとレトロな建物があった。清洲寮という昭和8年にできた民間の集合住宅だという。今でも入居可能でかなりの人気物件だというのが検索して分かった。

この辺りは深川という土地だというのが行ってみて分かった。深川江戸資料館というのもあるがそれはまた後程。

今期見るアニメ(2024年1月期)

今年の1月~3月期は毎週これを見る予定。

今期放送分は10本。やはりこれ以上増やすと自分の時間がなくなってくるので、この辺で大事に見たい。

薬屋のひとりごと』で後半クールから土井美香が出ているため、思い出して『蟲師』を配信で見ている。落ち着いたテンポで見られるけど、ドラマがいつも見ごたえがあって心が浄化される。蟲がどうこうという以前に、舞台が明治前半の日本のどこかで、江戸時代から受け継いだ自然の中で生きる人々に、近代の合理思想が緩く混ざりつつあるような日本を描いている。日本の中世と近代のどちらがよいか、という話ではない。自然に翻弄されながらも力強く生きていく人々の物語だ。特に、各回の女性キャラが芯が通ったキャラでとても魅力的に描かれている。

今の目で見ると、演出が長井龍雪作画監督田中将賀だったり、他にもそうそうたる顔ぶれ。一見地味なのに話題になるのも道理。

今だと『葬送のフリーレン』が蟲師みたいなノリかもしれない。

以下は新番組の寸評。

薬屋のひとりごと

順調に後半クール。壬氏が宦官じゃない可能性がかなり高くなってきた。

『僕の心のヤバイやつ』

半年間をあけて2期。市川と山田のラブラブをハラハラしながら見てる。脚本は花田十輝氏だったのだな。

www.youtube.com

『わんだふるぷりきゅあ!』

ペットブームが続いているので、また動物ネタのプリキュア。今回は犬がプリキュアになるという斬新な作り。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』

加隈亜衣異世界転生した幼女で動物をモフモフする話。シリーズ構成は豚レバーに続いて赤尾でこ先生。

B級アニメといいつつ絶妙に社会問題を突っ込んでくるノリは豚レバーに通じるものがある。なろう小説が選ばれるポイントはこの辺かな、などと思う。

『姫様“拷問”の時間です』

ジャンプ+の漫画原作とのこと。作画がシンプルだけど骨格がしっかりしててよく描けてる。話も面白くて毎回クソ笑う。ヘタにシリアスに逃げずにギャグに徹してるのがいい。集英社はアニメ化のノウハウも堅実。

花咲くいろは』(再放送)

10年以上経って久々に見ている。まさか能登で大地震があるとは。

『勇気爆発バーンブレイバーン』

放送開始時は見ていなかったが、ネットで話題になりだしたので1話、2話を見た。イカれたアニメが始まったw

落ち着いて考えるとレイズナートランスフォーマーをくっつけたような話だ。よくくっつけたな!

『葬送のフリーレン』

放送開始時は見ていなかったが、何となく配信を追いかけているうちに放送に追いついてしまった。

覇権アニメのひとつだから何を語ってもバズるだろうし、それをねらっていろいろな人がいろいろに言うだろう。

異世界ファンタジーの体裁で作っているが、人生のあれこれをいろいろ突っ込んだ深みのある話だと分かった。

それより種崎敦美の声を聴くと「知世も偉くなってエインズワースポジションカー」と思ってしまうわけだが。オークションでフェルンを500万ポンドで落札しそう。

Fate/Zero』(再放送)

10年ぶり再放送。再放送だから連続して2クールやるであろう。

あおきえいの作品は空気感が違うと思う。年数経っても褪せない。時間が経っても見返して楽しめる作品を作るってすごいな。

宇宙よりも遠い場所』(再放送)

放送から6年経過してなんとNHK地上波で放送。MXやBSでもあれだけ盛り上がったのに地上波全国放送ではどうなってしまうのか。

後半、スタッフが視聴者を信じて突っ込んできた挑戦的な話が続くが、これが桁違いに多くなった視聴者に受け入れられるか否か。今のところ大丈夫そうだが。

過去に書いた全話レビューは↓のリンクからどうぞ。

glemaker.hatenablog.com

マジックアワーの旅客機撮影

2024年1月27日の午後にまた浮島町公園に行って羽田空港に着陸する旅客機を撮影した。

12月30日に15時頃までいて、だいぶ色温度が下がってるのでこれでいいかと思ったものの、やはり日没までの劇的な光の変化は撮っておくべきだとおもった。

年明け早々に来たかったところだが、2日に死亡事故があったのでその残骸が残っているような状況では撮影を心から楽しめない。それから時間の都合と天候を睨んで昨日行くことを決めた。

15時近くにスターフライヤーのA320neo。太陽が低いので飛行機からは海面がギラギラ光って見えている、というのが黒い塗装の反射で分かる。

前回バス停で着陸がチラっと見えたフィンエアーA350。後部胴体にムーミンが描かれている。

シンガポール航空A350

N333GWのガルフストリーム

水中翼船が走っていた。海面は地球の丸みが分かる。対岸の千葉県は水平線の向こうで、港やクレーンの根元はその下に隠れて見えない。

16時を過ぎて色温度がだいぶ下がってきている。日没は17時を少し過ぎたところなので、これから1時間が夕焼けタイム。

カメラは今回Z6にした。レンズはPF 300mm F4で必要に応じてTC-20E IIIで600mmにしている。Z6の方が画素数が多く、高感度にも強いし、露出や色合いがEVFで分かるので、夕暮れのような難易度の高い撮影にはこっちの方がいい。

JALの787。

写真はJPEG撮って出し。夕焼けの色については、ホワイトバランスを太陽光に設定して自然に色づくようにした。ミラーレスなので狙った色かどうかはEVFで分かる。ホワイトバランスをオートにしてしまうと夕日の色が補正されてしまう。EVFで見て色に不満がなかったのでずっとJPEGで撮っていたが、シビアに色を調整したいならRAWが向いている。

ANAの787。少し雲の影に入ったところ。

かなり赤くなってきた日差しを受けるJALの737。

マジックアワーの中でも数分間の特別な時間。真っ赤になったANAの787。

ANAの737。胴体に夕日が反射している。

夕日の最後の最後で降りてくるANAの787。後ろには上昇していく737が。

日没直前。太陽が下から当たっている状態。

空港も夕焼け。

ギリギリ光が残っているところに降りてきたJALの737。

日のあるうちに着陸した最後の1機。

JALの777。

日没後はこんなぐあいに暗くなってしまう。地平線に日が沈むにはもう少しかかるが、西の方は山があるのでもう太陽は見えない。少し光ってるのは残照。

JALのディズニー767も日没後はこんな感じ。

これ以上いても寒いだけなので帰ることにした。帰りのバスは浮島バスターミナルが便利と分かった。椅子とトイレと自動販売機があり、昼間45分待ちになっても楽に待てる。そして、17時台はバスが大量にあるのですぐ帰れた。

逆に、これから公園に来る人もいて、夜の旅客機や空港の夜景も撮る人がいるのだなと思った。

日没の撮影は11月には今より日の入りが早いので、秋の寒くなり切らない時期の方が楽だろうと思う。

次は成田空港で747の貨物機を撮りたい。

大師線・亀戸線、東武鉄道乗り鉄の旅

正月も少し過ぎたので、都内に初詣に行こうと考えた。そのついでに、東武のマイナー路線の亀戸線乗り鉄してみようと計画した。

まず伊勢崎線西新井駅大師線に乗り換え。緑の電車は名物にちなんで「草だんご電車」と呼ばれる。

初詣客に合わせた大師前駅のホームは、正月を少し外せばかなり余裕がある。

門前町の味わいのある店先を眺めつつ、

西新井大師に到着。

この年末にまたぬか床を作ったので塩地蔵に手を合わせた。

西新井大師に参拝。

大師線で西新井に戻ってから曳舟に移動。亀戸線のホームに初めて立つ。

折り返しの車両が入ってきた。マイナー路線と言っても大師線亀戸線も10分間隔で動いている。地方とはここが違う。

亀戸駅に到着。

人生で初めて降り立つ亀戸駅前。

翼の生えた三段亀の噴水。カメ好きの聖地だったとは。

少し歩いて亀戸天神に到着。このあたりで昼食をと思ったらかなり高い店ばかりなので、インバウンド復活と円安による経済効果を実感するなど(安く済ませたい場合は駅前にいろいろある)。

そして亀戸天神の境内へ。

拝殿に参拝。

撫で牛を撫でる。

手水舎も亀。

拝殿の向こうにスカイツリーが見える。

境内の池と太鼓橋。インスタ映えしそう。

帰りは錦糸町まで歩いた。亀戸と比べてそんなに遠くない。

さて次は半蔵門線で水天宮に、とも思ったが欲張りすぎなのでこれで帰った。

水天宮から清洲橋を渡って清洲公園へ、というルートはまたいつか。