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ぬか床2週間後

2週間前に立ち上げたぬか床、最初の一週間は捨て漬け期間で、葉がついたカブなどを漬けた。

捨て漬けとはいえ2日も漬けるといい感じに漬物らしい見た目になった。

捨て漬けは食べられるというので、5日目ぐらいから食べてみた。強烈に塩辛く、酸味やそのほかぬか漬けの風味が乏しかった。まだ乳酸菌が十分育ってない。塩辛いのはこの期間の雑菌を防ぐので問題ない。

容器の1/3ほどだったぬかは、野菜から汁が出て量が増えた。それでも、野菜を入れるとぬかに埋めるのがちょっと苦しいなと思った。

土日に農協の直売所に行ったら、そこではぬかが1kg単位だったので、「まあ残りは継ぎ足しに使えばいいか」と1kgを買ってきた。税込み50円。

このうち500gを、また電子レンジで温めて、沸騰させた水に塩を溶かし、混ぜ込んで追加のぬかにした。既に500gが育ってきているので、それと混ぜれば0からのスタートよりは早く仕上がるかなと思った。

容器に追加し、キュウリ1本漬けたのがこれ。

500gでは容器の1/3だからもう500g足しても2/3かな、と思ったが、ちょっとした水加減の違いのせいか、見込みより増えてしまった。

ぬか1kgなら1Lぐらいじゃないかというのは思い違い。ぬかは粉状だと空気が入っているが、塩水を練り込んで空気を追い出すと当然量が減る。減るけれど、ぬかの比重が水とあまり変わらないとすれば(植物の組織だから水より極端に重くも軽くもないだろう)、ぬか1kgには1kgの水が混じっていて両方合わせた体積は約2Lだから計算は合ってる。

持ってみるとずっしりと重い。塩が160g入っているせい。野菜も同じぐらいの量が入っているので、2.4kgぐらいある。

パックぬか床を店頭で確認したら中身が1.3kgだったので、これより少ない量からスタートし、「パックぬか床と同じようにぬかを1kgにしよう」と思ってうっかり2.2kgほど作ってしまったということになる。

ぬかを増量してまた捨て漬けからスタート。といっても乳酸菌は既に入っているので、キュウリを1日1本ずつ漬けていった。実際1日で十分漬かる。ただし、最初のうちは塩辛いだけで漬物の風味はなかった。

そして本日。24時間漬けたキュウリとナス。

そこそこ漬物の風味が出てきた。塩気もだいぶ気にならなくなってきた。

野菜を漬ければ野菜から水が出る。漬け込んで体積が20%減れば、100gの野菜なら20gほど水分がぬか床に入る。一方、野菜の方に塩水が侵入するから、野菜を取り出すごとに何gか塩は減っていく。この相乗効果で、やがてぬか床はちょうどいい塩加減になるはず。

野菜を取り出したぬかはこんな具合。容器はキュウリ5本入るとか言ってるけど、そんなに入れたらぬかが少なすぎると思う。また、2人で食べるのには多すぎる。キュウリ1本とナス1本出しただけでこの通り大穴があく。

ここに、今日はニンジンを電子レンジで温め、柔らかくしたのを1本、あとミョウガを3本入れてみた。限りなく本番に近い捨て漬け。ニンジンは生で漬けると固いので電子レンジで加熱。

ぬかそのものはほんのりと酸っぱく、pHを測ると5.5だった。グッピーの水槽だとかなり厳しい値で、順調に酸性になってきている(グッピー水槽は牡蠣殻を入れてpH6.5ぐらいをキープしている)。

wired.jp

上記によると60日ぐらいでpH4.5以下になるというので、その辺までまだまだ長い道が続いている。

キュウリとナスは適当に切って盛り付けてこんな感じ。

キュウリの緑は鮮やかだけどナスの紫は微妙なことになってる。そのうち鉄とか入れてみよう。

謎床

謎床